機動戦艦ナデシコ
1394話
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作りだした戦力が思う存分暴れてくれる筈よ」
「後ろ盾になってくれるシャドウミラーの方々もこう言っています。どうです? ここは観念して討伐軍の代表になってみては」
「ヨシサダ少将……」
苦り切った表情というのは、多分こういうのの事なんだろう。
そんな風に思える表情で迷ったミスマルだったが……
「分かりました。引き受けましょう」
不承不承ながらそう呟く。
「ですが、可能な限り連合政府の政治家達を救助し、こちらの勢力に取り込んでいきたいと思います。そうしなければ、こちらの方が反乱を起こしたという風に言われかねませんし……何より、連合政府、連合軍の政治を行うのに絶対に必要な人材ですから」
「でしょうね」
エザリアがしみじみといった様子で頷く。
シャドウミラーという国の政治を少人数で……それこそ、あやかや千鶴が来るまでは実質的にレオンと2人だけで行ってきただけに、その言葉に深い納得の色があった。
2人だけでシャドウミラーを運営していけたのは、量産型Wが書類整理とかには優秀な能力を発揮し、シャドウミラー自体が少人数の国家で、魔法球という時間の流れを無視出来るだけのマジックアイテムがあったからこそ出来た事なのだろう。
「ああ、それと……」
ふと思いつき、口を開く。
「奴等には反乱軍じゃなく、賊軍と呼称する事にしよう。向こうにとっては最悪の呼び名だろう?」
賊軍……つまり反乱軍ではなく、盗賊山賊海賊……その類の奴等だという事だ。
反乱軍にとっては頭に血を上らせるのは間違いがなかった。
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