暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP004《このカードはノンフィクションです》
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せられるカードを簡単に引けるほど、私は運がいい方じゃない。蓮かゆみなだったらあっさり引いてると思うけど。
 ……だけど、そこまで悪いカードでもなかった。大丈夫、このターンは戦える!

「《セイクリッド・ハワー》、召喚!」

 私の場に描かれたのは蛇使い座。黄道十二星座の、隠された十三番目。そこから飛び出したのは、小さな魔法使い。蛇をかたどった杖を取り出し、構えをとった。

 セイクリッド・ハワー
 ☆2 ATK/900

「《セイクリッド・ハワー》の効果。自身をリリースし、手札か墓地の"セイクリッド"を特殊召喚!」

 魔法使いの体が一筋の光となって、天空へと昇っていく。光はやがて新たな形を作り出す。

「墓地から《セイクリッド・レオニス》を特殊召喚!」

 作られたのは、獅子座の紋章。私の場に、蒼き獣が舞い戻る。

 セイクリッド・レオニス
 ☆3 DEF/1800

「レオニスの効果を適用し、手札から《セイクリッド・カウスト》を通常召喚!」

 そして、私の場に再び現れる、半人半馬の弓兵。

 セイクリッド・カウスト
 ☆4 ATK/1800

「……どうするの?」
「ん、何が?」
「だって、レベルが違うでしょ?」
「ああ、そういうことね?」

 "レオニス"のレベルは3、"カウスト"のレベルは4。確かに、今この状況では何もできない。だけど……

「簡単よ。レベルが違うなら、揃えればいい!」

 光の矢が、天に向けて放たれた。真紅の矢は天に至り、やがて重力に引かれて降り注ぐ。光は弓兵の頭上で拡散。彼を包み込むように収束した。

 セイクリッド・カウスト ☆4→3 ATK/1800

「! レベルが……!?」
「これが《セイクリッド・カウスト》の効果。1ターンに2回まで、"セイクリッド"のレベルを1つ動かす。今みたいに下げてもいいし、逆に上げてもいい」

 当然ながら、カウストはシンクロ素材に使えない。効果が効果だから仕方ないんだけども。

「いくわよ。光属性レベル3《セイクリッド・レオニス》《セイクリッド・カウスト》の2体をオーバーレイ!」


 (われ)(きざ)みしは(せい)なる(つるぎ)()しき(むくろ)への(さば)きの(ひかり)

 希望(きぼう)(たば)ねし星騎士(せいきし)よ、(うつ)ろをかき()(しるべ)となれ!

    ☆3×☆3=★3

 エクシーズ召喚(しょうかん)捕縛(ほばく)せよ、天蓋(てんがい)星鎖(せいさ)


「《セイクリッド・ヒアデス》、光臨!」

 二つの光が天に昇り、光の道を描きだす。
 それを辿り現れたのは、両手に巨大
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