第16話
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ろうな……?」
「恐らく戦闘能力はかなり高いでしょうね。」
「大国の情報将校に同行する無邪気で奔放な少女か……フフ、なかなか興味深いね。」
エリィが呟いた言葉を聞いたノエルは頷いた後リィンと共に考え込み、エルファティシアは真剣な表情で言い、ワジは静かな笑みを浮かべて言った。
その後ロイド達が警察本部を出るとエニグマが鳴る音が聞こえてきた。
〜行政区〜
「あっと、課長かな?」
「そろそろかかって来てもおかしくない時間ね。」
そしてロイドは通信を始めた。
「はい、特務支援課、ロイド・バニングスです。」
「おう、ご苦労。朝言った通り、そろそろ警察学校に来てもらうぞ。場所はわかるな?」
「ええ、もちろん。西クロスベル街道の途中からゲートに入ったところですね。」
「ああ、ゲートは開けておく。ところで……一通り街を回ったはずだな。素直に言ってどうだった?」
「あ…………そうですね。色々とキナ臭い状況になり始めている気がします。」
「その嗅覚、今まで以上に研ぎ澄ませておくといい。それじゃあ待ってるぞ。」
「了解しました。」
セルゲイとの通信を終えたロイドはエニグマを元の位置に戻し
「やっぱり課長だったみたいね。」
「何か気になることを言ってたみたいですけど……?」
エリィとノエルがロイドに通話内容について話しかけた。
「ああ、課長も色々と状況の変化を感じているらしい。黒月やラギール商会、レクター大尉のことも報告した方が良さそうだな。」
「そうね…………」
「それでそろそろ警察学校に行くのか?」
ロイドの話にエリィは頷き、リィンはロイドに尋ね
「ああ、西口から街道に出よう。」
尋ねられたロイドは頷いて提案した。その後ロイド達は西口を出て街道に出た。
〜西クロスベル街道〜
「さてと……みんな、どうする?警察学校まで行くとしたら徒歩かバスになるけど。」
街道に出たロイドは仲間達を見回して尋ね
「そうね……私はどちらでもいいわ。最近、歩いてなかったからちょっと身体を動かしたいし。」
「私は乗り物に乗るより自分の足で歩く方が好きね。その方が自然の声が聞こえるし、心地よい風をその身に受けれるしね。」
「俺はできれば歩きたいな。実際に歩いて街道の地形が実際どうなっているか把握しておきたいし。」
「それに確か、西クロスベル街道に手配魔獣が出ていましたよね。だったらついでですし、歩いた方がいいかもしれません。」
エリィ、エルファティシア、リィンは答え、ノエルは提案し
「おいおい、マジかい?さすがに徒歩なんてダルすぎる気がするけど……」
エリィ達の話を聞
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