第15話
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レクターの答えを聞いたロイドとエリィはアイコンタクトを取った後、レクターを見つめ
「―――お手数をかけました。アランドール大尉。」
「ご協力、感謝いたします。」
レクターに感謝の言葉を言った。
「ああ、別にいいけどよー。そういや、あのチビッ子は元気か?アンタらが引き取ったんだよな?」
「えっと、キーアの事ですよね?ええ、おかげさまで元気一杯に暮らしています。」
「……その節はありがとうございました。」
「フフ、僕達を逃がすのに協力してくれたもんね。」
「ま、貴方のお蔭で再びヴァイスハイト達と出会えるきっかけの一つにもなったからお礼を言っておくわ。ありがとう。」
レクターに尋ねられたロイドとエリィは笑顔で答え、ワジとエルファティシアは口元に笑みを浮かべた。
「ん〜、何のことだ?オレはクロと遊んでただけだぜ。そういや、ハルトマンのオッサン、結局捕まっちまったんだってな?まあ、妙なのに連れ回されてたし、無事に保護されてよかったぜ。」
「……何でそんなことまで。」
「あの2人を逮捕してから3日も経っていないのに……」
そしてレクターが呟いた言葉を聞いたロイドは表情を厳しくし、ノエルは信じられない表情でレクターを見つめ
「ま、そのあたりの確認もオレが来た目的の一つだからな。そういう意味ではお前も同じなんじゃないの?命惜しさにメンフィルに降伏して、エレボニアでは”裏切り者”やら”売国奴”やら”エレボニア貴族の恥さらし”と揶揄されているメンフィル軍に所属しているシュバルツァー家のご子息。」
「……俺の事もご存知でしたか。……エレボニアから罵倒されて当然な事を行った事は否定しません。ですが父さん達はエレボニア貴族としてのプライドよりもっと大切な物を守りましたから、俺と妹は父さん達の行動を誇りに思っています。」
興味ありげな表情のレクター見つめられたリィンは目を伏せて答えた後、真剣な表情でレクターを見つめて言った。
「くくっ……オッサンが聞けば何て言うだろうな――――」
リィンの答えを聞いたレクターが口元に笑みを浮かべて何かを答えかけたその時
「あ〜、いたいた!こんな所で何やってのさー。」
赤毛の少女がロイド達に近づき
「アルカンシェルのチケットを手配してくれるんだろー?それで、どうなったのさー?」
不満げな表情でレクターを見つめて言った。
「うむ、今日の夜公演の貴賓席を確保してやったぞ。せいぜい感謝するがよい。」
「ホント!?えへへ、サンキュ!前から見たかったんだよねっ!」
レクターの話を聞いた少女は嬉しそうな表情をし
(……誰だ……?)
(まだ若いみたいだけど……)
ロイドとエリィは不思議そうな表
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