第15話
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――」
そしてロイド達は店主に事情を説明した。
「むう……カン違いなら仕方ない。」
「すみません。そ、それじゃあ失礼します。―――みんな、追いかけるぞ!」
「ええ!」
「了解です!」
店主に事情を説明して理解してもらったのを確認したロイド達は急いで店から出た。店から出たロイド達は周囲を見回したが既にレクターの姿はなかった。
「駄目だ………見失った。」
周囲を見回したロイドは溜息を吐き
「と、とんでもない人ですね。まるであたしたちが来るのをわかってて引っかけたような……」
「まあ、あれくらいのことは朝飯前なんでしょうね……さすがは情報機関の大尉を務めるだけはあるわ。」
信じられない表情で呟いたノエルの言葉にエリィは真剣な表情で答え
「フフ、とても軍人とは思えない方法だけど。」
「まあ、だからこそ俺達も油断してしまったんだけどな……」
「フフ、いきなり先制攻撃を受けてしまったわね。それで、ここで諦めるのかしら?」
静かな笑みを浮かべて言ったワジの言葉にリィンは苦笑しながら頷き、エルファティシアは口元に笑みを浮かべた後ロイドを見つめて尋ね
「いえ……とにかく後を追ってみましょう。今なら通りの人に聞けば行方が掴めるかもしれません。」
尋ねられたロイドは真剣な表情で答えた。
「わかったわ。」
「行きましょう!」
その後ロイド達は付近の住民にレクターの行方を聞き、中央広場にある百貨店”タイムズ”の屋上に向かった。
〜中央広場・百貨店”タイムズ”・屋上〜
「あ……」
「いた……」
仲間達と共に屋上に上がったロイドとエリィは屋上の手すりの近くで付近の建物とは比べものにならないくらいの高さの建物を見つめているレクターを見つけて呟いた。
「ふ〜……しかしクロスベルってのはマジで訳わからんよなァ。」
レクターが溜息を吐いて呟いたその時、ロイド達がレクターの背後に近づいた。
「……言いたいことは何となくわかりますけど。」
「―――通称”オルキスタワー”。地下250アージュ、40階建ての世界初の超高層ビルディング。新市庁に加えて、企業用のフロア、国際会議場なども用意されているわ。」
「確かに圧巻ですよね……こんなに離れているのにあんなに大きく見えるなんて。」
「一体どれだけのミラがつぎ込まれているんだ……?」
「人間の技術の進歩の速さはどの世界も変わらないわね……」
エリィの説明を聞いたノエルとリィンは驚きの表情で高い建物―――オルキスタワーを見つめ、エルファティシアは静かな表情で2人と共に同じ建物を見つめ
「フフ、まだ隠れているからどんなデザインかわからないけど……もう一
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