第14話
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ヴァイス達と合流したロイド達は依頼人であるエマがいる会議室に向かった。
〜警察本部〜
「来ましたか……バニングス捜査官。」
「ど、どうもエマさん。その節はお世話になりました。」
「一課での研修の事であれば世話したつもりはありません。あくまで、ダドリーさんの指示に従っただけのことです。スジは悪くありませんが……一課への誘いを蹴って支援課に戻ったのは理解に苦しみますね。」
「す、すみません………」
(色々あったみたいね……)
(確かにロイドさんだったら他の部署も欲しがりそうですよね。)
(フフ、成長してきている証ね。)
エマに言われて謝っているロイドを見たエリィは意外そうな表情をし、ノエルは納得した表情をし、ルファディエルは微笑んでいた。
「それと…………何を考えているんですか、ツェリンダー局長、ノウゲート警視。特務支援課に所属するなんて。」
「おっと……今度は俺達に矛先が来たか。局長としての書類仕事はこなしている上、各課の判断に任せて仕事を効率化しているのだからどこに文句がある?」
「私はヴァイスの秘書兼護衛ですので常にヴァイスと共にいるだけの話です。」
そしてエマに睨まれたヴァイスは口元に笑みを浮かべた後エマに尋ね、アルは淡々とした表情で言った。
「……一課の課長が頭を抱えて呟いていましたよ?これ以上問題を作るのはやめてくれと。しかも前局長が与えたルファディエル警部の特別待遇を取り消して欲しいという件も一切取り合っていないそうですね?」
「え……………そんな話が出ていたんですか?」
「ま、まあルファディエルさん、アルカンシェルの脅迫状の件であの権利を使って一課を利用して、特務支援課に手柄を渡すような事をしたからそんな話が出ても仕方ないわよ……」
「へ〜………天使の割には結構腹黒い事をしたのね。」
(腹黒いとは失礼ね。私は当然の事をしたまでなのに。)
エマの話を聞いたロイドは驚き、エリィは表情を引き攣らせながら呟き、エリィの言葉を聞いたエルファティシアは興味深そうな表情をし、ルファディエルは眉を顰めた。
「問題を作るとは人聞きの悪い。市民や報道陣からは好意的に見られているではないか。それとルファディエルの件だが、その待遇で警察に所属してもらうという約束だろう?法を遵守する警察が一度交わした約束を破る訳にはいかないだろう?第一、ルファディエルはその待遇に見合う成果を出し続けているし、ルファディエルの件で文句を言っているのは一課だけだろう。それのどこに文句があるんだ?」
「ハア……………………まあいいでしょう。早速、本題に入ります。ここに来たという事は手伝ってもらえると考えてもいいのですね
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