第14話
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跡地を?」
「ええ、双方とも倉庫なんかも含めてまとめて買い取るつもりみたいね。もしどちらかがここを押さえたらクロスベルの裏社会の完全な掌握に大きなリードができる……厄介なことになりそうだわ。」
「……同感です。しかし、聞き込みに来たところでえらい場面に出くわしたな。局長達が一緒でなくてよかったよ……」
グレイスの言葉を聞いたロイドは溜息を吐き
「そうね、これも一課に伝えた方がいいかもしれないわ。」
「あら、ヴァイスハイトなら余裕で対応すると思うわよ?」
ロイドの言葉を聞いたエリィはロイドの言葉に頷き、エルファティシアは意外そうな表情をした。
「あれ、あなた達もツァオの動向を調べに来たんじゃないの?もしかして別件を追ってる?」
「いえ、その……(そうだな、グレイスさんは確か面識はあったみたいだし……)……実は、以前グレイスさんも会っている人を捜しているんです。カジノで鉱員の人を負かしたレクターっていう人なんですけど。」
「ああ、そうなんだ?あの子なら、龍老飯店でさっき見かけたばかりだけど。」
「ええっ!?」
「ほ、本当ですか!?」
グレイスの話を聞いたロイドとエリィは驚き
「ええ、例のバカンスルックで呑気そうに食事してたわね。取材で急いでたから声をかけそびれちゃったけど……って、こうしちゃいられない。せめてツァオやチキ氏からもう少し突っ込んだ情報を聞き出さないと。……じゃあね!また今度、食事でもしましょう!」
2人の言葉に頷いて説明を続けたグレイスはある事に気付いた後ロイド達から走り去って行った。
「あ、相変わらずだな…………」
その様子を見ていたロイドは苦笑し
「でも、思わぬところで目撃情報が入ったじゃない。」
ワジは口元に笑みを浮かべて言った。
「ええ、さっそく”龍老飯店”に行きましょう。」
そしてエリィは提案し
「了解です!」
「ああ。」
「ええ。」
エリィの提案にノエルとリィン、エルファティシアは頷いた。
その後ロイド達は東通りにある”龍老飯店”に向かった………………
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