第11話
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イリアの言葉を聞いたロイドは苦笑して答え
「唯一の欠点?……ああ、なるほど。そういえば今の局長の女性関係って凄い事になっているわね♪なんせ、ハーレムを公言しているし♪弟君にとっては偉大なる大先輩になるんじゃないかしら♪」
ロイドの言葉を聞いたイリアは不思議そうな表情をした後ある事を思い出し、からかいの表情でロイドを見つめて言い
「ええっ!?何でそうなるんですか!?」
(………確かに下手すればこの子もそうなってもおかしくないというか、既になりかけているのよね…………)
(くかかかっ!いい所を突くじゃねえか!)
(ハア……局長がロイドに余計な事を教えないといいんだけど…………)
(エリィと恋人同士になっておきながら既にラグタス将軍が契約されている少女からも思いを寄せられているこの男ならあの新しい局長のような者になってもおかしくないな……)
イリアの言葉を聞いたロイドは表情を引き攣らせ、ルファディエルは疲れた表情になり、ギレゼルは陽気に笑い、エリィは溜息を吐き、メヒーシャは顔に青筋を立てていた。
「フフ…………それにしてもなかなかエキセントリックなメンツが集まったみたいじゃない。」
ロイドの様子を見たイリアは微笑みながらロイド達を見つめ
「い、いや〜……イリアさんには敵いそうにありませんけど。」
イリアの言葉を聞いたロイドは苦笑した。
「というか、アーティストの方って想像してたのよりもずいぶんとフランクなんですね。」
「確かに。それと雑誌で見るより美人度合いも格段だね。」
「フフ、ありがと。でもそんなに褒めたって何も出ないわよ?と、それはともかく……ほら、さっきから黙ってないであんたも挨拶なさい。」
「……わ、わかったよ。」
イリアに促されたシュリは戸惑いながら頷いた後自己紹介を始めた。
「劇団で下働きをやってるシュリ・アトレイドだ。えっと……よろしく。」
「ふふ、よろしくね、シュリちゃん。」
「よろしくな。」
シュリの自己紹介を聞いたノエルとリィンは頷いた後口元に笑みを浮かべてシュリを見つめ
「はは、シュリも元気にしてたか?」
ロイドは口元に笑みを浮かべて尋ねた。
「フン、にこやかに話しかけんなっつの。…………言っとくけど、オレはまだ”あの時の事”を忘れていないからな。」
(ま、まだ根に持ってたのか……)
そしてシュリに睨まれたロイドは冷や汗をかき
「えっと、あの時のことって……?」
「ロイドがその娘に一体何をしたんですか?」
事情がわからないノエルとリィンは不思議そうな表情で尋ね
「えっと、確か弟君が背後からシュリをガッシリと―――」
2人の疑問にイリアは笑顔を
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