第11話
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だい。あ、せっかくだから弟君はあたしと再会のハグでもやっとく?」
「い、いえいえ、結構です。」
イリアの言葉を聞いたロイドは苦笑し
「えー、そう?遠慮しなくてもいいのに。フフ、それとも〜……やっぱり感触のよさそうなリーシャとのハグがお望みかしら?」
ロイドの答えを聞いたイリアは不満げな様子で言った後からかいの表情でロイドに尋ね
「え、えっと……」
「イ、イリアさんったら……」
イリアの言葉を聞いたロイドは慌て、リーシャは呆れ
「ったく、オヤジもいい加減にしろよな。」
シュリは呆れた表情で溜息を吐いた。
「ふふ……リーシャさんも相変わらず苦労しているみたいですね。」
「あ、あはは……こればっかりは宿命みたいなものかもしれませんけど。でも、久しぶりに皆さんに会えて本当に嬉しいです。ふふ、これからまたよろしくお願いしますね。」
エリィに微笑まれたリーシャは苦笑した後微笑み
「フフ、リーシャさんは記念祭の時の公演でデビューしたアーティストだったかな。たしか、旧市街のアパートに住んでいたんじゃなかったっけ?」
「は、はい……えっと、そういうあなたはもしかして、旧市街の不良グループの……?」
ワジに尋ねられたリーシャは頷いた後戸惑いの表情でワジを見つめ
「ワジ・ヘミスフィアさ。フフ、お見知り頂けて光栄だよ。」
見つめられたワジは静かな笑みを浮かべて答えた。
「あらリーシャ、知ってる子なの?そういえば、そっちの子達は以前はいなかったみたいだけど……」
「ええ、3人は支援課の新メンバーでして。」
イリアに尋ねられたロイドは頷き
「初めまして。メンフィル帝国から留学という形で出向させてもらっているリィン・シュバルツァーと申します。名高いアルカンシェルのスターであるイリアさん達に出会えて光栄です。」
「あ、あたしは警備隊から支援課に出向させてもらっているノエル・シーカーと言います!そのっ……イリアさんのことは妹のフランともども、いつも応援させていただいています!」
ノエルはリィンと共に自己紹介をした後緊張した様子で言い
「フフ、ありがと☆」
2人の言葉にイリアは微笑んだ。
「ティオちゃんとランディ、セティちゃん達はまだ戻ってませんけど……しばらくはこの5人に加えて局長とアル警視と一緒に活動する予定なんです。」
「ええっ!?きょ、局長自らがですか!?」
エリィの話を聞いたリーシャは驚き
「なるほどね〜。それにしても新しい局長だったかしら?本当に接しやすくて面白い男よね〜。あんな面白い男がトップだったら警察のイメージも本当に変わりそうね。」
「ハハ……………まあ、唯一の欠点を除けば、本当に良い方ですよ。」
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