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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第11話
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聞いていたリィンは驚きの表情で呟き、ワジは静かな笑みを浮かべ、ノエルはロイド達に尋ねた。するとその時ロイド達に気付いた支配人が近づいてきた。

「これはこれは、特務支援課のロイド様にエリィ様ではありませんか。大変お久しぶりですね。本日はどういった御用でしょう。」

「はい、実はこの度支援課の活動を再開することになりまして。市内の様子を見回りがてらこちらにも顔を出しておこうと。」

「ご迷惑じゃなかったですか?」

「ええ、もちろん迷惑だなんてとんでもありません。今はちょうど休憩時間なので、どうぞ挨拶されて行って下さい。イリアさん達も喜ぶと思います。」

「どうもありがとうございます。」

「え、えっと……」

「どうかした、ノエルさん?」

戸惑った表情で呟いたノエルに気付いたエリィは尋ね

「いえ、何ていうか改めて特務支援課って凄いなって。」

尋ねられたノエルは口元に笑みを浮かべ言った。」

「フフ、そうだね。あのアルカンシェルをまさか顔パスだなんて。」

「はは、言われてみれば確かにそうだよな。」

「ええ、本当にありがたい縁よね。」

その後ロイド達はイリア達がいる中央のホールに向かった。



「でも、それでシュリったら―――」

「や、やめろよ……よりによってリーシャ姉の前でっ!」

ロイド達がホールに少し来る前、イリアは口元に笑みを浮かべてリーシャに何かを言いかけ、それを聞いた少女―――シュリは慌て

「ふふ、イリアさん。シュリちゃんが困ってるじゃないですか。」

その様子を見ていたリーシャは苦笑していた。

「はは、なんだか盛り上がってるな。」

「ふふ、今はちょうど休憩中ってところみたいね。」

その時ホールによって来たロイドとエリィは微笑み

「ほ、本物のイリア・プラティエ……!」

「まさかこんな形であのアルカンシェルのトップスターと出会えるとは思わなかったな……(それにあの女性―――リーシャ・マオがリウイ陛下に教えてもらった要注意人物の一人―――”銀”か…………)」

「それと、そばにいる2人は……」

ノエルはイリアを見て驚き、リィンはイリアを見て驚いた後真剣な表情でリーシャを見つめ、ワジはリーシャとシュリに視線を向けた。

「ん……?………あーっ、弟君じゃない!!」

するとその時ロイド達に気付いたイリアは声を上げ

「あ……皆さんっ!」

「……ちっす。」

リーシャもロイド達を見て声を上げ、シュリは軽く頭を下げた。

「はは、お久しぶりです。」

「すみません、休憩時間の邪魔をしてしまったみたいで……」

「フフ、そんなことないない♪久しぶりに会いに来てくれたんだし、ゆっくりしてってちょう
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