第10話
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中と繋がっていたクロイス家の者達―――ディーターとマリアベルは殺す。あんな外道共に資金を提供していた事はさすがに許せんし、生かしていても害にしかならん。……その為にも俺とアルは市民に慕われる為に…………ギュランドロス達は後に自分達の兵とする警備隊員達に慕ってもらう為に、それぞれの人気取りに奔走しているという訳だ。」
「なるほどね…………………………一つだけ聞いていいかしら?」
「何だ?」
「貴方達はキーアって娘をどうするつもりなの?下手をすれば時すらも操れるような”魔導功殻”よりも危険な存在を…………」
「フッ…………それは俺達ではなくあの娘を育てている”親達”が決めるべきだろう?」
目を細めて尋ねてきたエルファティシアにヴァイスは静かな笑みを浮かべて答え
「あら、意外。戦争を有利にできるとてつもない力を手に入れるチャンスがありながら、ロイド達にあの娘の事を委ねるつもりなのかしら。」
ヴァイスの答えを聞いたエルファティシアは目を丸くして言った。
「逆に聞くが俺やギュランドロスがあんな小さな子供を利用してまで戦争に勝ちたいと思うような非道な者だと思っているのか?」
「フフ、確かにそうね。民を大切にしている貴方達2人が一番嫌うやり方ね。」
そして苦笑しながら尋ねたヴァイスにエルファティシアは微笑み
「後はキーアが女の子だからでしょうね。」
「あ、それもありえそうね♪何せヴァイスハイトだもんね♪」
アルの言葉を聞いて微笑みながら頷き
「そこで納得されるのもどうかと思うがな…………まあ、あんな可愛い女の子が悲しみで涙を流す所は見たくない事も事実だが。――――それでエルファティシア。改めて聞くが俺達の”覇道”を共に歩んでくれるか?」
2人の様子を見たヴァイスは苦笑した後静かな笑みを浮かべて呟き、そして真剣な表情になってエルファティシアを見つめて尋ね
「…………IBCで言ったでしょ。私は貴方達がどんな道に進もうと一緒に生きて行くって。ん…………!ちゅ……」
尋ねられたエルファティシアはヴァイスに微笑んだ後ヴァイスと深い口付を交わした。
「…………そうだったな………………フム……なら、改めて互いの思いを確かめるという意味でアルと一緒にここで”する”か?」
エルファティシアとの口付けを終えたヴァイスは口元に笑みを浮かべて片手でエルファティシアの胸を軽く何度か揉み
「あん!?全くもう…………少しは時と場所を考えなさい。今夜アルと一緒にたくさん相手してあげるからそれまで我慢しなさい。…………ね?」
「いつの間にやら私も参加する事が決定している事に…………まあ、別にいいのですが……」
胸を揉まれたエルファティシアは声を上げた後呆れた表情でヴァイスを見
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