1章〜予兆〜新たなる日々〜 第9話
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「えっと…………了解しました。」
「ですが、一体どういう用件で?」
「クク、それは行ってからのお楽しみってヤツだ。」
「ま、ロイド達にとってはいい話なのは違いないな。」
エリィに尋ねられたセルゲイは口元に笑みを浮かべ、ヴァイスは頷いていた。
「あー……局長。いきなりネタバレは勘弁してくれませんかね?こいつらの驚く表情が見れないですし。」
ヴァイスの言葉を聞いたセルゲイは溜息を吐いた後指摘し
「フッ……それはすまなかったな。という訳でだ、アル。お前も黙っておけよ?」
「わかりました。」
指摘されたヴァイスは静かな笑みを浮かべて頷いた後、アルに指示した。
「そんじゃーな。また後で連絡する。それと局長…………頼みますから昼にある会議にはちゃんと出て下さいよ?参加する上層部や各課の課長やその代理達全員から局長に参加する事を頼むようにと朝からこっちに連絡が来まくっているんですからね…………」
「わかった、わかった。ちゃんと参加するから安心しておけ。」
「ハア……頼みますよ…………」
ヴァイスの返事を聞いたセルゲイは溜息を吐いた後去って行った。
「えーっと……」
セルゲイが去った後ノエルは戸惑い
「ノエルさん……非常に申し訳ないんだけどこれが支援課のスタイルなの。」
「まあ、好意的に考えれば俺達の自主性と判断力を育ててくれているんだろうけど……」
戸惑っているノエルにエリィとロイドは疲れた表情で説明した。
「な、なるほど!さすがはセルゲイ課長ですね!」
2人の様子を見たノエルは無理やり笑顔で言い
「そうだな……フム…………今後入って来る新人の警官達は皆、そのような教育方針にするべきか……?」
ヴァイスは考え込みながら呟き
「頼みますから、止めて下さい……局長が言うと冗談にならないんですから……」
ヴァイスの言葉を聞いたロイドは疲れた表情で指摘した。
「フフ、本当に面白い局長だね―――で?さっそく街に出るのかい?」
「ああ、そうしよう……そういえば、キーアが日曜学校に行くって言ってたな。課長も出かけたことだし、一緒に出た方がいいかもしれない。」
「そうね、3階に上がってキーアちゃんに声をかけましょう。」
その後ロイド達はキーアと共に外に出て、日曜学校に行くキーアと別れた後手分けして支援要請を片付ける事にし、ジオフロントにいる手配魔獣を片付けるヴァイス達と別れたロイド達は支援要請『エニグマUの講習』を受ける為にオーバルストアに向かった………………
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