1章〜予兆〜新たなる日々〜 第9話
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か何でワジ君がそんな事まで知っているの……!?」
ワジの答えを聞いたロイドとエリィは驚き、ノエルは信じられない表情で尋ね
「ま、これも僕が持つ情報網の一つさ。」
(一体どんな情報網だよ……)
尋ねられたワジは静かな笑みを浮かべて答え、それを聞いたロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
「……まさかあのレオン殿の出身があの”結社”の幹部だったとは…………実力はあると聞いていたけど、まさかそんな過去があったとは……」
一方リィンは驚きの表情で呟き
「あれ?リィンは知らないのかい?そのレオン=ハルトって人の事。同じメンフィル軍の人なんだろ?」
リィンの様子を見たロイドは意外そうな表情で尋ね
「確かに同じ軍だけど、所属も違うし、立場も違うから噂程度しか知らないよ。俺は唯の訓練兵でレオン殿はプリネ姫の親衛隊副隊長なんだから。メンフィル軍は他の国の軍とは比べものにならないくらい、多くの軍団や部隊にわかれているしね。」
尋ねられたリィンは苦笑しながら答えた。
「そうなんですか…………」
「ちなみにどんな話なの?」
リィンの話を聞いたノエルは意外そうな表情をし、エリィは尋ねた。
「確か………プリネ姫の親衛隊副隊長になる為にリウイ陛下に直々に相手をしてもらって腕を確かめてもらって、その時に陛下に腕を認められたから副隊長になれた話や…………後はプリネ姫がルクセンベール卿と同じくらい信頼していて、さらにプリネ姫と恋仲の関係で皇家も黙認しているって言う話を聞いた事があるな…………」
「ええっ!?プ、プリネ姫の!?」
そしてリィンの話を聞いたエリィは驚き
「へえ…………まさか犯罪組織の元幹部があの”姫君の中の姫君”の心を動かした上、皇家も2人の仲を反対する事もなく、黙認しているとはねぇ。実際の所はどうなんだい?確か局長は”影の国”とかいう場所で2人と出会っているんだよね?」
ワジは興味深そうな表情で呟いた後ヴァイスに尋ね
「ワ、ワジ……!もう少し言葉遣いを……!」
ワジの言葉遣いにロイドは慌てたが
「そんなに怒るな、ロイド。俺は気にしていないし、気軽な態度で接してもらって全然構わん。」
「は、はあ…………」
ヴァイスに制され、戸惑いながら頷いた。
「話を戻すがプリネ姫とレーヴェの仲だったな?確かにあの2人は俺が出会った時点で恋仲だったぞ。詳しい経緯までは知らないがな。」
「じ、事実だったんですか……俺は唯の噂だと思っていたんですが……」
ヴァイスの話を聞いたリィンは驚きの表情で呟き
「本当に一体どんな経緯で恋仲になり、さらに何故皇家も黙認しているのでしょうね……?……―――そうだ。リィンは『西
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