暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP003《宇宙規模の戦い(デッキ的な意味で)》
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"セイクリッド"、未だ生存していたとは……』
「え、知ってるの?」
『ああ。かつて我を封印した、忌々しいまでに愚かな奴等だ……!』
「(ああ、そういえばそんな話だったっけ……)」

 ……アイシアが顔をそむけた。

『……まあいい。あの時の雪辱、ここで晴らさせてもらおう!』
「……ねえ、続けていい?」
「『あ、どうぞ」』

 ……とはいえ、今の私には2400の壁を越えられない。

「メインフェイズ2に入るわ」

 さて、とりあえずはランク3を呼び出すんだけど……。

「……あれ?」

 エクストラデッキを確認して、私は重大な事実に気がついた。

「(……ナンバーズが消えてる)」

 召喚しようとしていたモンスター《No.17 リバイス・ドラゴン》が、エクストラデッキから消えてしまっていた。
 それだけではない。ファンデッキキラーの筆頭《No.16 色の支配者ショック・ルーラー》や、ランク5の火力担当《No.61 ヴォルカザウルス》までもが私のデッキから消失していた。
 ……恐らくは、世界の修正力(笑)とでもいったやつだろう。この世界でも"No.(ナンバーズ)"は物語のカギを握っているらしいわね。思わぬところで有益な情報が手に入……って、そうじゃないわよ!

「……さて、どっちを出すか」

 私のエクストラデッキに入ってるランク3エクシーズは残り3体。除外されているモンスターがいない以上、《虚空海竜リヴァイエール》は論外。とすると……。

「……よし、決めた。レベル3《セイクリッド・レオニス》と《セイクリッド・シェラタン》をオーバーレイ!」

 (われ)(きざ)みしは(せい)なる(つるぎ)(まよ)えし死者(ししゃ)への(すく)いの(ほむら)

 その()宿(やど)りし劫火(ごうか)(とも)に、(あだ)なす(すべ)てに断罪(だんざい)を!

    ☆3×☆3=★3

 エクシーズ召喚(しょうかん)()(はら)え、深紅(しんく)爆炎(ばくえん)


「《発条機雷ゼンマイン》、光臨!」

 …………。

 ………。

 ……。

「……あれ?」

 出てこない。

 Aisia LP/1600÷2=800

 相手の場で公開された、1枚のリバースカード。

「そのエクシーズモンスターの召喚時、リバースカード発動!」

 ……間違いない。あれは、名実ともに最強のカウンター(トラップ)―――!


「《神の宣告》……だと………!?」


 色を失った《発条機雷ゼンマイン》のカードが、音もなく砕け散った。

 召喚権は既に使った。このタ
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