暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP003《宇宙規模の戦い(デッキ的な意味で)》
[5/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
はい、ちょっと待った。その効果に対して《激流葬》をチェーン発動!」
「えっ!?」
何処からともなく、想像を絶する大津波が私達を襲う。そういえばさっき蓮が《大嵐》使ってたけど、これもあれと同じくらい迫力あるわね。
「自分のモンスターごと破壊するなんて……!」
そう、《激流葬》はフィールド上のモンスターを全て破壊するカード。それは、自分のモンスターであっても。故に、津波の去った後には何も残らない……
「……何を勘違いしているのかしら?」
………否。
「そんな、どうして……!?」
セイクリッド・オメガ
★4/1 ATK/2400
そこには、星鎧の騎馬だけが依然として存在していた。
「
神星なる聖域の大防壁
(
コンシュテリア・シェイル
)
。《セイクリッド・オメガ》は、エクシーズ素材を1つ取り除くことで、自分フィールド上にいる"セイクリッド"を魔法と
罠
(
トラップ
)
からエンドフェイズまで護る効果を持っているわ」
これがセイクリッドの強みの1つ。
"オメガ"がいる限り、相手の場にセットされたカードはほとんど意味をなさない。私のモンスターはその効果を受けないんだから。
……いや、いくらなんでも言い過ぎか。カウンター罠は後出しで防げないし、"オメガ"の効果にチェーンされても防げない。それでもまあ、ある程度の抑止力になってくれることに変わりはないけどね。
「あ、破壊された"アース"の効果は普通に有効よ。 デッキから"代行者"を加えなさい」
「……っ!? わ、わかりました、デッキから《創造の代行者ヴィーナス》を手札に加えます!」
そして、相手の手が止まる。
「(このターンはもう動けない……。だったら、せめて……!)」
次の手に迷っていたのだろうか、長考の末に彼女は1枚のカードを手に取った。
「手札から《強欲で謙虚な壺》を発動します!」
「……なぁ!?」
「デッキの上から3枚を相手に公開して、その内の1枚を手札に加えます!」
アイシアの前に浮かび上がる3枚のカード。そのカードが、同時に表になった。
「なん……だと………!?」
……これは、酷い。
それは、アイシアにとってはいい意味で、私にとっては悪い意味で。
開示された三枚の
未来
(
カード
)
は、全てが私に絶望を見せた。
1枚目は【代行天使】の切り札とも言えるモンスター《マスター・ヒュペリオン》。墓地の"代行者"を除外することで手札から特殊召喚することができる、2700打点の最上級モンスター。
強さの理由は、その効果にある。1ターンに1度、墓地の天使族を除外することで、相手フィールド上のカードを1枚破壊する。言うなれば、それは"天使族版《ダーク・アームド・ドラゴン
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ