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小才子アルフ〜悪魔のようなあいつの一生〜
第九話 厚遇の理由
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伝えた拒否の意志は理解された上で無視された。
 「君も学業が忙しいところすまないと思う。だがこれも人類の未来のためなのだ」
 「宗主さまの側近の方をこのような瑣事でおわずらわせし、真に申し訳ございません」
 「……分かりました。微力を尽くします」
 宗主──オスカー様を持ちだされてはもはや拒否はできない。
 身を乗り出し、立ちあがって頭まで下げた二人の大人に、俺はやっとの思いでそう言うとみっともなくならない程度の早足で応接室から逃げ出した。

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