2巻
決戦後の生活
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
文部両道なのは知ってたけど、まさか次期当主として既にビジネスやってるとは!」
深雪に声を掛けたクラスメイトの相川志保と榊千佳の二人で、澪も本来とは違う様子なのでいつも通りとなっている。本来だと三角関係だと思われているが、四人の内二人が休んで残りの二人が憂鬱な顔ではなく微笑んでいる。普段から誰とでも分け隔てなく接する澪や深雪、現魔王派の魔族から狙われて巻き込みそうな感じはあるけど特定の友人を作ってはいけないような決まり事はない。
「今日は私らのお母さんが作ったお弁当だから早く食堂へ行こ」
「おー、澪の母親が作ったお弁当気になるー。いつもは一真君の弁当だけど、たまには私達が落ち込まない味になっていてほしいわ」
「それはどうでしょうか。お兄様のより落ち込まないけど、味については高級レストラン並みなのだから」
「深雪が言うのなら早く行こーう」
何か悩み事があれば何でも友人に頼れと言っていた一真であり、どんな些細な事でもいいし頼れる友人を作っておいて損はない。友達同士での些細な会話により助かっていた澪であり、深雪は義妹であっても本当の妹のように頭をポンと乗せていたりする。この日は二人抜きの放課後となるけど、深雪らが楽しく会話している時には織斑家に到着していた俺と柚希。
『認証カードを提示して下さい』
「渡したカードを貸してくれ、これからも使うカードとして発行するんでな」
「これがあるから入れる・・・・ある意味鉄壁に近いかも」
『認証完了しました・・・・お帰りなさいませご主人様』
ゲートが開くとそこには大豪邸とも言える建物が小さく見えていた。車で走ると駐車場に停めてから玄関へ入る俺と柚希、ドアを開けたら柚希の目の前には大勢のメイド達から歓迎されていた。既に連絡済であり、部屋も清掃されていて残りは好みの家具を取り揃えるだけだ。朱音らと話していると藍音が各部屋の案内をし終えていたし、行きたい場所を念じればショートワープ出来る。
「これからもよろしくな柚希」
「これからもよろしく一真」
「俺達は疲れたから部屋に行かせてもらうぜ」
「ドライグ達は自由時間だから今日は好きに過ごすといい、その間に俺と柚希で家具と服を買いに駅前へな」
一瞬柚希はあそこに行くの?みたいな顔をしたが俺達は味方であり、行き交う人々の姿で賑わっている所で柚希と別れた場所でもある。十日前にあったとしても気にせずに普段着となり、車を取りに行く俺と護衛。そんで駅前から都心へ向かって初デートをした服屋へ行き、下着から普段着全てを買い揃えた事で空間へ入れる。家具は既に織斑家に運んだので、あとは帰るだけとなって織斑家に帰宅。
「さて、そろそろ深雪達も帰ってくるから万理亜もいつも通りにしておけよ?」
「はい。お任せ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ