暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP002《少年、これが現実だ……》
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ーラー》を手札に加える!」

 効果はおまけ。コストに水属性専用《おろかな埋葬》を内蔵するモンスターだ。

「さらに、《ジェネクス・ウンディーネ》のコストで墓地に送られた《海皇の竜騎隊》の効果発動!」

 ……は?

「こいつが水属性モンスターの効果コストにより墓地に送られたとき、デッキから同名カード以外の海竜族モンスターをデッキから手札に加える!」

 コストで発動!? そんなカード、聞いたことないよ!?

「俺は《水精鱗(マーメイル)−メガロアビス》を手札に加える。リバースカードを2枚セットしターンエンド!」

 マーメイル? メガロアビス?
 やばい、聞いたことないカードだ。……と思った矢先、水晶板に一枚のカードが映された。

「(すいせいりん、めがろあびす……これか!)」

 スクリーンに映し出されていたのは、胴体だけ人間という奇妙な赤い鮫だった。うわ、面倒な効果を……あれ、さっきの猟奇なんとかと組み合わせたら大変なことになる?

 やばい。これ、もしかしたら結構苦戦するかも……!


―――― Turn.1 End Phase ――――

1st/Toya Mizusaki
◇LP/4000 HAND/5
◇《ジェネクス・ウンディーネ》ATK/1200
◇set card/mo-0,ma-2

2nd/Ren Kazami
◇LP/4000 HAND/5
◇set card/mo-0,ma-0


 ……うん、まずは落ち着こう。冷静にならないと、勝てる勝負も負けてしまうから。

「俺のターンだね、ドロー」


Turn.2 Player/Ren Kazami
 1st/Toya Mizusaki
  LP/4000 HAND/5
 2nd/Ren Kazami
  LP/4000 HAND/5→6


 引いたカードは……おお、いい引きだ。

「《調和の宝札》発動。手札の攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー《ドラグニティ−ファランクス》をコストに、デッキからカードを2枚ドローする」

 そして、ドローしたカードを確認した……が、何ということでしょう。

「《大嵐》、発動!」
「な―――!?」

 俺を中心に、未曾有の突風が吹き荒れる。それは、全てを薙ぎ払う破滅の風。
 全てを巻き込み、やがて嵐は去った。しかし、先程まで存在していなかったはずの物が、そこにはあった。


 水精鱗−アビスパイク
 ☆4 DEF/800


 慌ててスクリーンに目を通し、相手の手札を確認する。しかし、枚数は減ってない。デッキから出てきたのか?

「お前の《大嵐》にチェーンし、永続(トラップ)《アビスフィアー》を発動した。この効
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