第87話
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……!」
「グルル……ウォン!」
安堵の表情のキーアが呟き、ツァイトが吠えるとキーア達の後ろからはセルゲイ、アリオス、ダドリー、ソーニャ副指令、ノエル、そしてロイド達に後ろからはエステル達が近づいて来た。
「どうしてキーアちゃんが………」
「はは………しかもえらい大所帯じゃねえか。」
キーアの登場にエリィが驚いている中ランディは苦笑しながらセルゲイ達を見回した。
「先程、市街に展開していた警備隊員達が全員気絶した。それで取り急ぎ、彼女を連れてこちらに出向いたというわけだ。」
「まったく、連れて行けとダダをこねられて困ったぞ。フン、これだから支援課は………躾くらいきちんとしておけ。」
アリオスの後に答えたダドリーは呆れた表情で溜息を吐いてロイド達に注意をしたが
「クク、そう言いながらわざわざ連れて来てやるあたりがお前らしいがな………」
「セ、セルゲイさん………!」
口元に笑みを浮かべて呟いたセルゲイの指摘に慌てた。
「はは………副司令に、ノエル曹長も………」
その様子を苦笑しながら見ていたロイドはソーニャ副指令とノエルに視線を向け
「皆さん、お疲れ様です!」
「こちらの部隊もようやく身動きが取れるようになったわ。それで様子を見に来たんだけど………とりあえず、危機は去ったのね?」
視線を向けられたノエルは敬礼をし、ソーニャ副指令は口元に笑みを浮かべて尋ねた。
「はい……!」
「不気味な魔獣達も全て姿を消してしまいましたし………」
「おかげで全員、連れて帰って来られたぜ。ま、マフィア達は拘束して、地下に置いたままだが………」
「………むしろこれからの方が大変かもしれませんね。」
「そうね……市民への説明と諸外国の対応………操られ、大怪我をした警備隊員達へのケアや治療もきちんとしないと………」
「マフィア達も一通り、拘束する必要がありそうですね。」
「そして今回の事件に関する一連の証拠集め……一ヵ月は大忙しだろうな。」
「うふふ、でも警察のみんなにとっては待ちに待ったルバーチェの検挙だから警察のみんなにとっては、嬉しい忙しさになるでしょうね♪」
ロイド達の後に答えたエリィの言葉に続くようにソーニャ副指令、ノエル、ダドリー、レンは呟き
「フフ………ギルドも協力させてもらおう。」
「……感謝する。……ちなみにそちらの二人はこれからどうするつもりだ。」
アリオスの申し出に口元に笑みを浮かべて頷いたダドリーは表情を引き締めてゼノとレオニダスに視線を向けた。
「そりゃ仕事は終わってんから、IBCの総裁殿から”報酬”を受け取った後は”本来の仕事”に戻らなあかんから、とっととお暇させてもら
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