暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP001《必ずしもテンプレからは始まらない》
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、"GX"とか"5D`s"とか」
「おい蓮。なんで遊戯王に縛ってんのよ」
「……ああ! はい、あります。確か、"遊戯王
ELYSION
(
エリュシオン
)
"だったかと」
「……」
蓮が言いとどまってしまった。
エリュシオン? そんな原作、この世界には存在しない。
"DM""GX""5D`s""ZEXAL"のどれにも該当しない世界……遊戯王だったから良かったものの、十分に厄介であることに変わりはないってことね。
……私としては、そもそも遊戯王だったことに驚いてるんだけど。
「……で、その原作の流れは分かってんの?」
考え込んでしまった蓮の代わりに、私が質問を続行した。
「はい。"ELYSION"は遊戯王シリーズの3作目にあたります。2作目"CONNECT"の正統的な続編にあたり……っ―――!」
目の前の少女が、突然両腕を左右に伸ばした。
私達の足元に、大きな魔法陣が描かれる。直後、紫色の結界が周囲に展開された。
「「「!?」」」
結界の奥、白い何かが部屋を侵食している。元の色こそ多少残っているものの、ほとんどが白い網目に覆われてしまった。
「説明は後でします! ですから、今は……!」
「……わかったわ、早く転送しなさい!」
「わかりました、天河様!」
「ちょ、沙耶姉!?」
その言葉を最後に、魔法陣の光が部室中を包み込む。
2012年7月6日、午後14時28分。
この日をもって、私達の日常は終わりを迎えた。
to be continued...
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