暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王EXA - elysion cross anothers -
PROLOGUE EDITION Volume.1
PE01-JP001《必ずしもテンプレからは始まらない》
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……」

 ごめんねゆみな。私達のせいでここまで汚れてしまって……。

 ………って!?

「……待って! それじゃあ、私達は"手違いを口実に"命を狙われているってこと!?」
「はい、天河様のおっしゃる通りです。 神々が、天河様達3人を殺して自分達の駒にしようとしています」
「……つまり、これまで俺たちが生きてこれたのは、その度にあなたが俺達を護っていたから……ということですか?」
「……え、以前にもこのようなことが!?」
「あれ、違った?」
「蓮、それはあんたの運が悪いだけ」

 こいつの場合は純粋に運の振れ幅が大きすぎるだけ。

「それで本題なんですが……その神々が、"転生者狩り"というのを始めたのです」
「はい?」
「"転生者狩り"……ですか?」
「自分で転生させておいて?」

 その後、少女は"転生者狩り"について良く言えば丁寧に、悪く言えば長々と話してくれた。
 簡潔に言えば、転生者を減らすために、神々が新たな転生者に"転生者を一方的に狩ることができる能力"を与えて送り込んだ……ということらしい。
 しかし、困ったことにその"転生者狩り"もまた転生者であることに変わりはない。"転生者狩り"は狩りを確実に遂行するため、様々な優遇(いわゆる、「俺TUEEEEEEEE!!」)を受けていて……。

「……で、()()()()()()()()原作を破壊している。本末転倒にも程があるでしょう!?」
「ですよね……。でも神々はそれがいいと思っているんです」
「「「……」」」

 ……絶句。
 もうね。あまりにも酷すぎて、逆に何も言えないわ。

「……では、あなたの目的は一体?」

 ゆみなが少女に問う。その答えは、予想通りと言うにはあまりにも近く、また遠かった。

「はい。皆様には、これから私達の世界へと"生きたまま"向かっていただきます」

 生きたまま……か。どちらにせよ、こっちの世界では行方不明になるわよね。社会的に死ぬ可能性は否定できない。

「質問、三つほどあるけどいい?」
「あ、どうぞ」
「じゃあ、まず一つ目。表現から、転生者狩りじゃない転生者も原作を破壊してるってこと?」
「その通りです。とはいっても、そういった人々は救う必要無しです。あくまで、目的は"世界の保護"と"転生者の救済"ですから」

 まあ、そうなるわよね。転生者無双(メアリー・スー)なんて、嫌われるにも程があるわ。

「無論、世界に元からいる人達は例外なく保護の対象です。例え、それが諸悪の根源だったとしても。倒すのは主人公達であるべきなんですから」
「了解。それじゃ、二つ目。その世界に名前はある?」
「名前? と、言いますと……」
「ほら
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