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『八神はやて』は舞い降りた
第5章 汝平和を欲さば戦に備えよ
第45話 新世界の神になる
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だろう。

 
 八神はやては、とりわけ悪魔勢力と協力関係にあったはずである。
 ならば、三大勢力の差し金だろうか。
 たしかに、三大勢力と冥府は協力関係にないし、潜在的な敵対関係にあった。
 だが、戦争をするほどではない。
 恥を忍んで外部からの応援を頼もうとしたが、なぜか通信が遮断され、結界により外へでることもできない。
 もはや、八神はやてを打倒するしか方策がなかった。


「――闇に沈め、デアボリック・エミッション」
『Diabolic Emission』


 術者を中心にすべてを破壊する闇が広がると、触れた死神たちを塵へと変えていく。
 最上級の死神たる自分ですら赤子のように潰される。
 ここまでか――プルートは諦観をもって、目を閉じる。と、そこへ。


「ファファファ、小娘が。調子に乗るなよ」


 冥府の王ハーデスが、魔法を相殺する姿がみえた。


「ふん、骨董品風情が、塵は塵に帰るがいい」
「ファファファ、むざむざ死にに来たか。姿かたちが違うようだな、八神はやて」
「ユニゾンしているのさ。まあ、第三形態ってところかな。さあ、蹂躙を始めよう――――虚空に刻まれたボクの負念で! 神話世界を破界し、再世する!」


 なぜか胸を張って誇らしげにリインフォースとのユニゾン状態を語る八神はやて。
 リインフォースは主の口上に身もだえしていた。


「小娘、貴様は何を目指す」


 ボクは――――??


「新世界の神になる」
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