第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#13
REDMAGICIAN’S QUESTIONS
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グリーンの瞳をみた
アラストールは、
(まぁこの男なら、シャナに妙な真似はしないだろう。思いつきすらせんかもしれぬな)
と一人得心した。
「おまえが遅いのよ! バカバカバカ!」
「?」
先程の事をすっかり忘れている承太郎に、
シャナは殊更にキツイ口調で吐き捨てるとホリィと共に朝食の間へと歩き出す。
「ぐはあぁッ!?」
途中でジョセフを踏んづけたが、少女はその事に気がつかなかった。
朝から最高に不機嫌なシャナの、その理由がまるで理解不能な為、承太郎は
「やれやれだぜ」
とプラチナメッキのプレートが嵌め込まれた学帽の鍔を摘んだ。
その足下で涙に濡れるジョセフは、
(シーザー……ワシ……これで良かったよな……?)
と、心の中で呟く。
しばらく口をきいてもらえないかもしれないが、
シャナの為を思えば致し方ない。
それが、ジョースターの血統の男。
それが、何百年にも渡り受け継がれてきた 『黄金の精神』
閉じた瞳の中。
薄れ逝く意識の中。
最愛の親友は、優しく自分に微笑みかけてくれていた。
【ジョセフ・ジョースター】
かつて 「光」「炎」「風」を司る太古の最強種全てに打ち勝ち、
『神』 となった究極生物にも、見事勝利を掴み取った伝説の男。
幽波紋は、遠隔操作型スタンド 『隠 者 の 紫』
フレイムヘイズの少女 “炎髪灼眼の討ち手” 怒りの鉄拳のもと、儚くここに散る。
しかしその顔は穏やかであったという。
←To Be Continued……
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