第8話(序章終了)
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〜夕方・クロスベル駅〜
「ロイド―――――――――――ッ!!」
ノエルと共に列車から降りたロイドがホームを歩いていると聞き覚えのある声が聞こえてき
「あ……」
声に気付いたロイドが立ち止まって声が聞こえた方向を見つめたその時
「おっかえり―――――ッ!!」
キーアが走ってロイドの身体の飛び込み、飛び込まれたロイドはキーアを受け止めた。
「キーア……!迎えに来てくれたのか。」
「うんっ!今日帰ってくるって聞いたから!だいじょうぶ!?どこもケガをしてない!?」
口元に笑みを浮かべて言ったロイドの言葉にキーアは嬉しそうな表情で頷いた後ロイドを見つめて尋ね
「ああ、平気だよ。ただいま、キーア。」
「おかえりっ、ロイド!」
ロイドの答えを聞いて笑顔で言った。
「えへへ……ノエルもおかえりなさい!」
「あはは……ただいま、キーアちゃん。」
そしてキーアに笑顔を向けられたノエルが笑顔で答えたその時
「おねえちゃ〜〜ん!」
今度はフランの声が聞こえた後フランが走ってノエルに飛び込み、ノエルを抱きしめた。
「わわっ、フラン!?」
「ふえええん……!お姉ちゃんが無事でよかった!おかえりなさいっ!ケガとかしてないよね〜!?」
驚いているノエルにフランは安堵の表情で涙を流した後笑顔で尋ね
「うん、見ての通り大丈夫。ていうか、たった数日なのにそんな大げさにしなくても…………」
尋ねられたノエルは答えた後呆れた表情で溜息を吐いた。
「お姉ちゃんはわかってません!時間なんて関係ないんだよ〜。ねー、キーアちゃん?」
「そーそー、その通り!」
「はは……」
「何だか戻ってきたって実感がありますね…………」
和やかにフランとキーアが頷き合っているのを見たロイドとノエルが微笑んでいたその時
「ロイド……おかえりなさい。」
聞き覚えのある女性の声が聞こえ
「あ…………」
声を聞いたロイドが声が聞こえた方向を見つめたその時、エリィとセルゲイ、エルファティシアとルファディエルがロイド達に近づいてきた。
「エリィ!もう戻ってきたのか!?」
「う、うん、つい昨日にね。おじいさまの手伝いも終わったし、私も今日から復帰できるわ。」
「そっか…………………………」
(こ、この2人は…………!よくもまあ、これだけ他の者達や私が見ている前でよくこんな事ができるな……)
エリィの答えを聞いたロイドはエリィと見つめ合い、それを見ていたメヒーシャは表情を引き攣らせた後溜息を吐き
「フフ………」
「若いわね〜。」
その様子をルファディエルとエルファティシアは微笑みながら見つめ
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