第8話(序章終了)
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ないように説得したから安心していい。(ただ奴の事だから、また”仮面の紳士”と名乗って堂々と来てもおかしくないんだがな…………)」
「”別の意味”や”ある者達”…………?一体何の事ですか?」
ヴァイスの説明を聞いたロイドは不思議そうな表情で尋ねたが
「フッ…………それはいつか、知る時が来るだろう。」
「は、はあ…………?」
「…………………………」
答えを誤魔化したヴァイスを戸惑った表情で見つめ、ルファディエルは真剣な表情で黙って考え込んでいた。するとその時
「ふふっ……揃っているみたいだね。」
聞き覚えのある声が聞こえた後、テスタメンツだった時の服装から一新し、マフラーを付けたワジがロイド達に近づいてきた。
「あ…………」
「ワジ……!」
「あ、ワジだー!」
ワジを見たノエル、ロイド、キーアは声を上げた。
「フフ、お勤めご苦労様。その調子だと上手く行ったみたいだね?」
「ああ、ワジの情報があったからアルタイス市の情報屋にも何とか接触できたけど……いったいどこであんな情報を仕入れてきたんだ?」
「フフ………蛇の道は蛇ってね。」
呆れた表情で尋ねてきたロイドにワジは笑いながら答えた後ロイドに近づき
「―――他ならぬ君のためだ。役に立ったのなら嬉しいよ。」
ロイドの至近距離でロイドを見つめて口元に笑みを浮かべて言った。
「!?」
「わわっ!?」
ワジの行動や言葉を見たエリィとフランは驚き
「ちょ、近いって!なんでにじり寄るんだよ!?」
ロイドは慌てた。
「あはは、愚問だなぁ。君の反応が面白いからに決まってるじゃないか。」
「あ、あのな……」
「ワジ君、あなたねぇ…………」
「あはは……(やっぱり謎な子だなぁ。)」
ワジの言葉を聞いたロイドとエリィはワジを睨み、ノエルは苦笑し
「えへへ。なんか楽しそーだねぇ。」
キーアは無邪気な笑顔を浮かべた。
「いいなぁ、特務支援課……お姉ちゃんもキーアちゃんもいる上、ヴァイスさん達もいるし、困ってるロイドさんも見られるし。いっそ、ヴァイスさんにお願いして私も特務支援課に異動しようかなぁ。」
「ん?なんだ、フランも来たいのか?仕方ないな。なら異動願いを提出してくれ。すぐに手配する。」
「いや!羨ましがられても困るから!それと局長も実行しようとしないで下さい!」
そして溜息を吐いて呟いたフランの言葉を聞き、答えかけたヴァイスを見たロイドは慌てた様子で指摘し
「やれやれ……ジャレるのはそのくらいにしとけ。」
セルゲイは溜息を吐いて指摘し、ロイド達全員はセルゲイに注目した。
「―――ともかく、これが新生
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