第8話(序章終了)
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「そ、そんな無茶苦茶な……どう考えても職権乱用じゃないですか…………」
ヴァイスの答えを聞いて疲れた表情で溜息を吐いて指摘したが
「職権乱用とは失礼な。今までの警察の態度が硬すぎて市民達に近寄りがたい雰囲気で見られていたから、局長である俺自身が警察内をもっと柔らかい雰囲気にする為に特務支援課のように動いているんだぞ?そのお蔭で市民達からも以前と比べて接しやすくなったという声があるだろう?」
「う”…………」
(ひ、否定できない…………)
(実際、クロスベルタイムズでも局長が変わってから警察が接しやすい存在になったって書かれているものね……)
ヴァイスの言葉を聞いて表情を引き攣らせて唸り、ロイドとエリィは疲れた表情で溜息を吐き
「うふっ♪そういう所も相変わらずね、ヴァイスハイト♪元帥だった頃も貴方、頻繁に町に出てギルドの依頼を受けたり、堂々と娼館に行きまくっていたもんね♪というか貴方にとっては娼館がないこのクロスベルにはちょっと不満があるんじゃないの〜?」
エルファティシアはからかいの表情でヴァイスを見つめた後口元に笑みを浮かべて言った。
「そうなんだよな…………いつかこのクロスベルを支配したその時、まず優先的に作らなければいけないのは娼館だ!」
エルファティシアの言葉を聞いたヴァイスは頷いた後真剣な表情で言い
「警察の局長なのに不謹慎な事を言うのは止めて下さいよ…………」
「しかも娼館なんて、思い切り規制対象になる施設じゃないですか……」
「……それ以前に娼館のどこがいいのかしら?」
(すがすがしいまでの欲望を出す男だな……)
ヴァイスの言葉を聞いたロイドとエリィは疲れた表情で溜息を吐き、ルファディエルは呆れた表情で言い、エリィの身体の中にいるメヒーシャは呆れ
「何を言う!娼館は男のロマンだぞ!?そうだろ!?セルゲイ!」
(その通り!娼館こそが男のロマンだ!)
ヴァイスは高々と言った後セルゲイに視線を向け、ヴァイスの言葉を聞いたギレゼルは力強く頷き
「いや……そこで俺に話を振らないで下さいよ……そういう話はランディがいるときにでもしてください……」
ヴァイスに話を振られたセルゲイは溜息を吐き
「むー。ヴァイスさん、私達と付き合っていて、まだ満足できないんですかー?前のデートの時だって一杯求めてくれたのにー。」
「フ、フラン!!」
「まあ、ヴァイスハイトだからね〜。それはしょうがないわよ♪」
「ヴァイスが娼館に通っていた数は私でもわからなかったぐらいですから、きっと私達の予想以上の回数を利用していたんでしょうね。まあ、リセルでしたら知っていたかもしれませんが……」
フランは頬を膨らませてヴァイスを
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