第7話
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うしたんだ?」」
「新メンバーの一人って前に会った”彼”ですよね?正直、意外だったんですけどどういう経緯なんですか?」
「ああ―――”彼”ね。いや、新しい人手を俺達が探し始めた矢先にこちらを訪ねて来てさ。新市長とヴァイスハイト局長からの推薦なんかも取り付けてきたから断るに断れなかったんだ。」
ノエルに尋ねられたロイドは冷や汗をかいた後疲れた表情で答えた。
「し、市長とヴァイスハイト局長の推薦ですか?」
ロイドの答えを聞いたノエルは信じられない表情で尋ね
「ああ、IBCビルやクロスベルの危機に力を貸した謝礼と引き換えにそれぞれから推薦状を貰ったらしい。…………そもそも特務支援課が新規メンバーを探してるなんてどこで聞きつけたのやら。本人は『面白そうだから』とかしれっと言ってたけど……」
「えっと……それって大丈夫なんですか?」
「ま、まあ……悪いヤツじゃないのは確かだよ。そりゃあ、経歴不詳だったり、裏社会にやたらと詳しかったり、ホストなんかもやってるけど。……何だか言っててだんだん不安になってきたな。」
ノエルに尋ねられたロイドは笑顔で答えた後、溜息を吐いた。
「だ、大丈夫ですよ。確かに皮肉屋で口は悪いけど悪い子じゃなさそうでしたし…………」
「はは……そう言ってくれると助かるよ。正直、君とはソリが合わないかと思ったからさ。」
「う、うーん………確かにあたしもからかわれたりしましたけど…………どちらかというとロイドさんをいじる方が彼には楽しいみたいですし。」
「うぐっ……勘弁して欲しいんだけど。」
「あはは……(フランが騒いでたとか言わない方がいいのかな?)…………あ、そうだ。あたしは知らないんですけど、”彼”以外の増員についてはロイドさんは知っているんですか?」
溜息を吐いたロイドを苦笑しながら見つめていたノエルはある事を思い出してロイドに尋ね
「ああ…………他に後3名入ると聞いていて、1人はどんな人かは聞いたよ……俺と同い年ぐらいの男性らしいんだけど………その人の所属がちょっと……」
尋ねられたロイドは複雑そうな表情で答え
「?一体どこに所属しているんでしょうか?」
ロイドの言葉を聞いたノエルは不思議そうな表情で尋ね
「…………メンフィル帝国軍に所属している訓練兵だそうだよ。」
「なっ!?まさかメンフィル帝国がクロスベルを諜報する為に……!」
ロイドの答えを聞いたノエルは驚いた後真剣な表情になった。
「……わからない。何でも局長の話によればその人はリウイ陛下直々の推薦らしいんだ。若いながらも見所がある兵で、視野を広げさせる事によってその人を成長させるために特務支援課にしばらく預かってほしいって事で来るらしい
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