第5話
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そしてアーネストは全身から紅い光を放って暴れ出し
「これは……!」
「と、溶けてる……!?」
それを見たロイドとノエルは厳しい表情をし
「ヨアヒム死亡時の報告にあったやつか……!」
ダドリーは真剣な表情で叫んだ。
「ァァァァァァ…………イヤダ…………イヤダアアアアアアアアアアッ!!死ニタクナイ…………死ニタクナイヨオオオッ…………!」
一方アーネストは悲鳴を上げ
「……っ…………」
「……哀れな…………」
「……………………」
(フン、愚か者が……)
アーネストの様子を見たノエルは唇を噛みしめ、アリオスとセリカは目を伏せ、ハイシェラは鼻を鳴らし
「可哀想な人ですね…………もういっそ楽にしてあげた方がいいんじゃないですか?」
「……じゃな。」
リタは静かな表情で呟いた後提案し、リタの提案にレシェンテは頷き
「くっ……!―――そうだ!皆さん!持ってきた対グノーシス用の解毒薬を全て、アーネストの口目掛けて投げて下さい!」
ロイドは唇を噛みしめた後ある事を思い出して叫び
「!ディオン3姉妹とノウゲートが開発したあの解毒薬か!やってみる価値はあるな!」
ロイドの叫びを聞いたダドリーはすぐに察して懐からセティ達が創った”グノーシス”の効果を解毒する”ルリエンの聖薬”を瓶ごと投げ、ダドリーに続くようにロイド達もそれぞれ解毒薬を瓶ごと投げ、投げられた瓶はアーネストの口の中に入った。すると
「オォォォォォ………!」
アーネストが全身から出す紅い光が半分程収まった。
「チィッ!効果はあったようだが、死亡するまでの時間稼ぎ程度か……!クソッ、さすがにあれだけでは無理か!」
「……さっきの解毒薬が大量にあればまた状況は違ってくるかもしれないな……」
アーネストの様子を見たダドリーは舌打ちをし、セリカは静かな表情で呟いた。
「くっ……!」
一方ロイドは悔しそうな表情をした後アーネストの目の前まで移動し
「ロ、ロイドさん!?」
「おい、何を………!?」
ロイドの行動にノエルとダドリーは驚いた。するとその時
「アーネスト!気をしっかり持て!自分を見失うな!あんたは、あんただろう!」
ロイドはアーネストを睨んで叫んだ。
「…………ググググ……ギギギッ…………?」
「ヨアヒムと違ってあんたは紅いグノーシスを大量に飲んだわけじゃない!だったら助かる!絶対に諦めるんじゃない!」
「ググ……ガガガ…………」
ロイドの叫びを聞いたアーネストは何も答えず唸り
「バニングス、お前……」
「…………ロイドさん……」
ロイドの言葉を聞いたダドリーは真剣な表情をし、ノエルは複雑
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