第33話 過度の友情(後編)
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妙に夕焼けが眩しいと感じた
〜☆〜
「はい、350円のお釣りで〜す!ありがとうございました〜!!」
よし、後10分で閉店の時間だ
ファイトだよっ!
とはいえ、この時間帯は殆どお客さんが来ない
いつも雪穂7時前に店閉めの準備するから
穂乃果もそろそろ閉めようかな
そう思い、店のユニフォームを脱ごうとする
ガラガラガラ
と、お客さんが来てしまった
危ない危ない
「いらっしゃいま.....あ!大くん!!!」
なんとなんと!!大くんが久しぶりにウチにやって来た!
なんだろう...心無いか目が充血してる
寝不足?でも今朝は普通に元気だったし
気のせいかな?
「大くん!良かったらウチに上がってよ!ほむまんご馳走するよ!」
「.........いや、いつもの餡蜜黒砂糖入で頼む」
「え?あ、うん、わかった」
ぼそぼそと小さな声で注文する大くんに疑問を覚える
(なにかあったのかな?目のあたり腫れてるし充血してるし.....まさか、泣いてたの?)
軽食スペースの椅子に腰掛ける大くんをちらちらと横目で見ながら、餡蜜を準備する
なんとなく.....昔の大くんと重なってるような.....
「はい、お待ちどうさま」
「......ありがとう」
餡蜜をテーブルに置いても尚、食べる仕草をしない
ただ餡蜜を見つめてぼ〜っとしている
時々すでに暗くなった外を眺め、また視線を餡蜜に戻す
「どうか....したの?」
勇気を振り絞って聞いてみた
「........人ってさ......」
「ん??」
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