第33話 過度の友情(後編)
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ンチレストランに連れて行ってくれたり......私が払うって言ったのにそれを制して全部払ってくれたんだよね?映画にも連れて行ってくれた.......クリスマスプレゼント....私がマフラー無くしたからって新しいのプレゼントしてくれた。ほら、私達カップルじゃない。ははっ.....ははは...!」
狂気に満ちたその笑みは俺の滲み出る汗と恐怖を一気に掻き立てる
俺が未遥を苦しめてここまで凶変させてしまったのなら
俺が元に戻すしかない
俺が好きな未遥は.....自分勝手な事を言う子じゃない
相手の気持ちを最優先に考える未遥に惹かれたんだから!!!
「俺は......未遥が嫌いだ」
「..........え?」
「俺は......お前が嫌いだ」
「..........」
今の未遥にとって痛恨の一言を放つ
俺だってこんな事は言いたくなかった
ましてや俺の《初恋》かもしれない相手に拒絶の言葉を投げつけたのだから
「俺を好きになってくれたのは素直に嬉しい。支えたくれた未遥に感謝してる。お前の気持ちに応えたいって思ってる!!だけど!!!こんなの間違ってる!!!好きだから相手の事を縛って身勝手な想いだけズラズラ並べて押し付ける....そんなのは違う!!相手をを尊重し、助け合い、相手を一番に考えることが《恋愛》なんじゃないのか!?」
「私はいつでも何処でも大地くんを1番に考えている!!!!!」
ピリピリと張り詰める緊張感
俺も未遥も沈黙し、時計の針の音だけが響く
ごくり、と生唾を飲み未遥の反応を伺う
お願い....正気に戻ってくれ........
これ以上お前の豹変した姿なんて見たくない
「.............ははっ....ははははっ.......嫌い.......嫌い.....ははっ」
「みは.....る?」
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