第32話 過度の友情(前編)
[10/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
大好き、その言葉に俺の鼓動はドクンと反応した
未遥の言葉と俺の鼓動以外何も聞こえない
前からそうなんじゃないかって思ってた
俺もしかするとそうなんじゃないかって思ってた
だけどそれは表に出さず隠したままでいた
もし、俺の想いと未遥の想いがすれ違いだったら
この関係は崩れるんじゃないかって怖かったから
でも未遥の想いを知った今、迷わなかった
俺は.........
未遥とは付き合えない
俺は《友達》としての未遥が好きだから
「........え?」
だけどそんな俺の想いは露知らず
ゆっくり顔を近づけてくる
「大地くん.....好き」
後2センチ.....1センチ.......そして
唇と唇が触れ合う瞬間
悲しみに閉ざされて♪泣くだけの君じゃない♪
スマホの着信音が鳴った
「きゃっ!」「わっ!」
いきなり過ぎて俺と未遥はお互い離れてスマホに顔を向ける
正直助かった
もしここで.....未遥とキスしてたら...後戻りできなかったような気がした
「な、なんだいきなり.....」
俺は鼓動の速い胸を抑えながら着信相手を確認する
「............花陽?」
「.......」
花陽、と俺が名前を呟いた時
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ