第32話 過度の友情(前編)
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ことを教えてあげたこと
東条希と《再開》できたこと
星空凛のトラウマを助けようとしたこと
μ'sが解散になりそうになった時は俺自身も転学の危機があったこと
それでも心配だった高坂穂乃果を溝から引っ張りだしたこと
....みんなに助けてもらったこと
充実した半年だった.....
学問がすべてじゃない
こうやって笑い、泣き、怒り、助け、励まし
誰かに足りないものを誰かが補うそんなμ'sだからこそ、俺はこうして今もいるんだと、感じていること
「.....」
「だから俺はさ、救われたんじゃないかなって思う。あの時のどん底からさ」
「........そう」
「それにみんなは俺のことを『μ'sの10人目のメンバー』って言ってくれたんだ。初めてだったんだよな、こんな気持ち」
中学の部活とは違う。
確かにみんなダンスがやりたくて集った俺らだから、そこに後悔はない
だけどほんのちょっとだけ、中学の部活というものに縛られていたものはあったのかもしれない
ただ単に俺らが気にかけないだけで、無意識に.....
それと比べてスクールアイドル....アイドル研究部は違う
部活そのものはあったものの、スクールアイドルは自ら結成し、自分達の力で仲間を集め、19位までのぼりつめた
達成感や充実感は心地よく俺の体に染み込んでいった
「..........」
きっと未遥ならこの事をわかってくれるだろうと思った
俺の全て....性格はもちろんお互いの秘密を打ち明けた者同士だから
「.......」
「.....?未遥?」
だけど、彼女は表情を暗くしていた
具合が悪いのだろうか
「大丈夫か?未遥....具合が悪いなら--「----は--の?」
「へ?」
何を言ってるのか聞き取れずもう一度耳を傾ける
もう《地獄耳》は引退かもしれないな
「μ'sの中に.....好きな人はいるの?」
「いや、好きな人....はいないよ」
意図がわからなかった
そもそも俺が恋愛に興味無いと昔言ったはずなのに
「ほんとうに?」
「あ、あぁ....前にも言ったけど恋愛は俺には向
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