第32話 過度の友情(前編)
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「.....あぁ、そうだな」
「どう?そっちの生活は」
「ぼちぼち....って言うのが定番なんだろうけど。すごく充実しているよ。それこそ、前の学校以上に友達が増えた。女の子ばかりだけどね」
苦笑しつつも、久しぶりの未遥との会話に胸がドキドキしてる自分がいた
「....そ、そう....そうだよね。女子高だもん」
「え?ごめん、最後なんて言った?」
「ううん.....それより、音ノ木坂って最近スクールアイドルできたよね?《μ's》っていう」
「おう、あるな」
「ランキング19位まで上ってきたっていうから少し調べてみたんだけど......大地くん、マネージャーしてるの?」
若干目を伏せながらも何か意図のありそうな....なんていうか、俺の話すことに探りを入れてるような
とにかく、そんな感じで質問してくる
?と、不思議に思いつつもそれを表に出さないようにいつも通り答える
「そうだよ。俺はμ's....初期の3人の時から今日までずっと傍で見てきた。たまに指導とかしてきたしね」
「ふふ.....そうなんだ、もっと....詳しく教えてよ。気になるな」
本来μ'sの裏側について他人に語る気は毛頭ない。
だけど未遥なら.......
俺は語ることにした。大丈夫、未遥なら問題ない
「俺が音ノ木坂にやって来て初めて会話したのがその3人。リーダーの高坂穂乃果を初めとする、衣装係の南ことり、作詞係の園田海未。彼女達が始めたんだ....音ノ木坂を救うためにスクールアイドルを立ち上げて.....」
俺はぽつりぽつり...それこそ、今までの出来事を噛み締めるように未遥に語った
廃校になるのを止めるために3人が立ち上がったこと
ファーストライブ、観客は少なかったけど自分達のやりたいことが見つかったこと
みんなの笑顔を守りたいということ
小泉花陽の夢を叶えるために背中を押してあげたこと
西木野真姫の本当の夢を見つけたこと
矢澤にこが本当はμ'sでスクールアイドルをやりたがっていたこと
絢瀬絵里の本当にやりたかった
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