第32話 過度の友情(前編)
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の未遥の表情はとても暗く濁んでいた
目のハイライトを失い、睨みつけるような
そんな表情をしていると気付かずに俺は着信に応答する
「はい、もしも--『ダレカタスケテェ〜!』
「.....チョットマッテテ?」
いきなり甲高い声をまともに喰らい、耳鳴りする
花陽はいつもことりと同じく脳トロボイスだ
だけどこんなに甲高い声を出す時は決まってお米の話か、アイドルの話に限る
多分後者かな?と予想を立てつつ話を聞く
『じゃなくって!大地さん!ビッグニュースですぅ!!!』
「なんだよ...ビッグニュースって」
『ラブライブです!第2回ラブライブが開催されることがつい先程決定しました!!!』
「なに!?それは本当か!?」
これは驚いた
つい先日やっと第1回ラブライブが終わったばかりだというのに
『はい!今回は前回を上回る大会規模で会場の広さの数倍!ネット配信の他ライブビューイングも計画されています!』
「それは...すげぇな」
『すごいってもんじゃないです!ここからが重要です!』
始まったら止まらない花陽のマシンガントーク
俺はこっちのかよちんも好きだけどね
『大会規模の大きい今回のラブライブはランキング形式ではなく各地区で予選が行われ各地区の代表になったチームが本戦に進む形式になりました!!』
「というとつまりは人気投票により今までのランキングは関係ないということか?」
『そのとおり!!これはまさに《アイドル下克上》!ランキング下位の者でも予選のパフォーマンス次第で本大会に出場できるんですぅ!!!』
「それって俺達でも大会に出場できるチャンスって事だよな!!」
『そうなんです!!』
これは願ったり叶ったり!
まさか俺達も努力次第でラブライブに出場できる可能性がやってくるとは夢にも思ってなかった
わくわくしてきた!絶対みんな出ると言うに違いない!
俺もサポート役しっかりやらないと!
自然と頬が緩み、ガッツポーズをする
「よっしゃ!俺もなんかやる気出てきた!花陽!それはみんなには伝えたのか?」
《いいえ!まだです!今から言うつもりです!》
「よしよしよし!楽しくなってきた!俺になにか出来ることがあったらなんでも
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