第32話 過度の友情(前編)
[2/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「絵里......」
μ's加入前の絵里だって1人で抱え込む奴だったじゃないか....
という思いは心の中に留め、俺は微笑み返す
「あぁ.....今度からそうするように努力する。ありがとう....絵里、希」
「ふふ.....ほんと大地くんもえりちと同じなんやから」
どうやらお見通しみたいだ
「言っとけ、希だって同じようなもんだろ」
「へ?ウチも?」
きょとんとした希の顔にちょっとばかりドキッとした
「まぁ今はそんなことはいいよ。さて、もう暗くなる....帰ろうか」
「ええ、そうしましょ」
潰れたアルミ缶をゴミ箱に投げ捨て、帰路につく
私達を頼って.....か
「ところで大地くん?」
「ん?いきなり真面目な顔してどうした」
秋葉原の駅に着いたところで突然希が俺の肩をトントンと叩いて
呼びとどめる
「ずっと聞こうと思ってたんやけど、さっきの話に出てきた《未遥》って女の子........大地くんとどんな関係?」
「へ?」
「ちょっ!!希!!」
想像してたのと少しばかり違う質問に眉をひそめる俺と、
何故か真っ赤になって動揺しまくる絵里がいた
絵里に関してはまぁいいとして
「どんな関係って.....さっき言ったとおりだけど」
「彼女ちゃうの?」
「希、そんなこと聞かなくても--「えりちは気にならないの?」
「え....あ、そ、そんなこと....」
余程聞きたいことなのか、絵里は焦点が合わず、めちゃくちゃ宙をさまよっている
「そうだな.......彼女ではないな。友達以上恋人未満だ。それが俺と未遥の関係。それ以上でもそれ以下でもない」
「じゃあ言い方を変えるよ。大地くんは未遥ちゃんのこと《好き》?もちろん、loveの意味で」
love......異性として好きか
恋愛なんてした事ないし、そもそも恋って何が基準なのかイマイチパッとしない
未遥
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ