第3章:再会、繋がる絆
第53話「堕ちた天巫女」
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!?くそっ、迂闊だった...!)」
司さんは精神的に追い詰められている。
そんな状態に無闇に声を掛けても、拒絶されるだけなのは、分かっているのに...!
「っ、しまった!?」
閃光を避けて行く。しかし、そのうち一筋の閃光がクロノ達のいる方へ飛んで行った。
場所は把握してある。あれだと、直撃コース...!
「くそっ、間に合え!!」
「ちょ、優輝!?」
ユニゾンしているため、今は椿が持っていたメタスタスを奪い取るように借りて、その力を行使する。
転移先はクロノ達のいる所。間に合え...!
―――ズキン!
「ぐっ....!?」
転移は間に合った。しかし、今回の戦闘での魔力行使が、やはりこの体には無茶だったのか、鋭い痛みが全身に走る。
そのせいで、コンマ数秒動作が遅れてしまう。
「間に...合わな....!?」
いきなり転移してきた事に驚くクロノ達が、とても遅く見える。
それと同時に、途轍もないスピードで迫る閃光。
せめて、僕自身を盾に......!
「「―――“トワイライトバスター”!!」」
...その瞬間、オレンジと白が混ざったような極光が、閃光を打ち消した。
「.......優輝....なのか...?」
「....え....?」
極光を放った男女の、男性の方が僕を見てそう言った。
...その姿を見て、僕も思考が止まった。
「....父さん...母さん....?」
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