第31話 Past Memory 4
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俺と大槻....いや、未遥が友達以上恋人未満の関係が始まってから数ヶ月
1つの噂が広まっていた
『なぁ....3組の大槻と笹倉ってのが付き合ってるらしいぞ』
『なっ!マジかよそれ....噂だと大槻って男嫌いなんじゃないのか?』
『それがどうも違うみたいでさ、大槻の方から笹倉ってのにアプローチかけて付き合い始めたらしい』
『へぇ〜....つか、笹倉って誰?』
『お前知らねぇの?先日の中間考査で3位の奴だよ。ほら、神奈川の横浜東陵中学の』
『あ〜聞いたことあるなそれ、あの中学元々頭いい中学じゃないって聞いてるからここに入学した奴がいるって知った時びっくりした』
俺と未遥が廊下を歩いてる時でもわかりやすくボソボソと噂話をしている
それ、注意して欲しいのか?
「やめろ」とか言われたいのか?
「ねぇ大地くん」
「ん?なんだ?」
「あの噂.....嫌?」
上目遣いでそんなん言われたら『嫌』なんて答えられるわけないだろ
元々そう答える気なんてないけどさ
「全然、そんな噂くらいなるなんて予想ぐらいできてた。それを覚悟でこうして未遥と仲良くしてんだ.....気にすることはないさ」
「えへへ.....さすが大地くん。わかってらっしゃいますね〜」
未遥が俺の脇をガシガシ啄くのでお返しとばかりに
そのサラサラな髪を思いっきり撫でる
「きゃっ!ちょっとやめてよ大地くん!髪が乱れちゃうじゃないの!」
「嫌がる割には楽しそうだな〜」
傍から見るとバカップルのような会話だが
俺としてはすごく心地の良い関係だった
未遥にとって俺はどんな風に見えてるかわからないけど、きっといい風に見えてるんじゃないかな?
さすがに自惚れすぎか.....
「そうだ!これからすぐそこの商店街のゲーセン行こうよ!この前友達と行ったんだけどあそこのマルオカートすごく面白かったんだよ!」
「俺は構わないけど、部活は?」
「大丈夫!今日は久々のオフだから!」
Woo Uでしかやったこと無いからどんなもんなんだろ
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