第29話 二つの存在(後編)
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ポロリ.........
目が滲み、それは涙を零していることを意味していた
「それが穂乃果のすごいところなんです!!」
「海未......ちゃん.......」
「さぁ!ことりを.....迎えに行ってきてください!!!」
「.....(ゴシゴシ)うん!!!!!」
Attention please.....Attention please
後10分でことりちゃんの搭乗する飛行機が出発する
それまでに伝えないと
穂乃果はこれからどうしたいか
誰と.....何をしていくか
そう、もうわかりきっていたこと
穂乃果と海未ちゃんとことりちゃん、大くんと初めてスクールアイドルをやってきてからその瞬間から....
だからことりちゃん、大くんが穂乃果の前からいなくなるってわかった途端、怖くなった
みんながいなくなって....その責任が穂乃果にあるって....
みんなが『そうじゃない』って言っても
穂乃果がやってきた事はきちんと自分で責任を取る
ことりちゃんの事をよく見てこなかったこと
大くんが穂乃果を連れ戻してくれたこと
─────だから、今度は穂乃果の番!!
「ことりちゃん!!!」
今度は穂乃果の想いを....意志をことりちゃんに伝えるんだ
「え?」
「ことりちゃん待って!」
ことりちゃんの表情は『どうして...ここに穂乃果ちゃんが?』と言うような顔のソレだった
「.......」
「........なんで....来たの?私、もう行かないと───」
「穂乃果ね、ことりちゃんは凄いなっていつも思ってるんだ」
「え?」
「前に神社でことりちゃんはこう言ったよね?《私は穂乃果ちゃんや海未ちゃんと違って何も無い》って.....」
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