第29話 二つの存在(後編)
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取り出して、耳を傾ける
「はい、音乃木坂学院生徒会副会長東條希です......はい.......そうですか.....ありがとうございます......宍戸理事長に本当に感謝しますか」
どうやら、どこぞのお偉いさんからの着信が入ったらしい
宍戸理事長......どこかで聞いたことある気がする名前だ
「はい、大地くん♪」
「え?俺が?」
希は着信をオンにしたまま、それを俺によこす
「大地くんと話がしたいんやって」
宍戸って人が?
「わ、わかった」
何故かみんながニヤニヤと笑っているが何故だろうか
どこにニヤつく要素があるのか知らないがとりあえず待たせるのも悪い
「.....はい、お電話変わりました。笹倉.....です」
「初めまして、笹倉大地くん。私は京都府〇〇〇高校理事長の宍戸勝仁と言うものです」
「.......へ?....あ....」
まさか.....俺の転学先の高校の理事長だったとは!!!!!
待て!思い出した!!
確か南理事長から頂いた学校案内パンフレットに顔写真が記載されていたはず!!
すごく無精髭の濃かった方だというのは今でも鮮明に覚えている
「あ、し、失礼しました!宍戸理事長」
「はっは!そんなに畏まらなくてもよい。さっそくだが、簡潔ではあるが報告とこれからのことについて話そう
音乃木坂学院在学、笹倉大地くん。君の転学に関する事案を見送りとさせてもらう」
「...........はぇ?り、理事長今....今なんと?」
「ん?これでは伝わらんかの?君は無理してこっちに転学せんでもええと言うことじゃよ」
俺が馬鹿なのか...失礼だが宍戸理事長が馬鹿なのか.....
言ってる意味がわかりません
「それは....どうしてそうなったのでし
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