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μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第29話 二つの存在(後編)
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したときの顔を今でもよく覚えている




特に穂乃果なんか、今のも泣き出しそうな表情をしていた




それが今はどうだ?




.....笑ってる




みんな楽しいと感じている




その楽しいと感じることが.....この講堂を《満員》にしている




サイリウムの色彩の数がそれを示している










「みなさん!今日はありがとうございました!」




穂乃果の挨拶と共にサイリウムの色が消え、静まり変える




「μ'sのファーストライブ、この講堂でした!その時、穂乃果は思ったんです!いつか、ここを満員にしてみせるって!!」




あの時言い放った言葉




それは単なる絵里さんへの言い返しだったのかもしれない

でも、ホントにそうしたい、そうありたいと穂乃果だけじゃく、3人の願いだったのかもしれない




「一生懸命頑張って今、私たちがここにいる。この想いをいつかみんなに届けるって!その夢が今日、叶いました!!だから私達はまた駆け出します!新しい夢に向かって!!!!」



































































「.......」







気がつけば正門前にちょこんと1人立っていた




講堂からこっちに移動した覚えがない




初めてここに来た時は桜が満開に咲いていた

桜並木に誘われて、俺と穂乃果は出会った




「出会い方が衝突っていうね」




くすりと思い出し笑いをする

これを誰かに見られたら恥ずかしい




でもそれだけどれもこれも思い出深いという事だったのかもしれない













《START:DASH!!》




それは始まりの歌




産毛の小鳥が空に羽ばたくため、諦めずに必死になる

自分の強い翼をいつか使って飛ぶ為に




諦めちゃいけないんだとその日が絶対来ると信じて




できないから、悲しいからって泣いていたってダメなんだ




明日よ希望に変われ




そう願う熱い胸がきっと未来を切り開く




自分を信じて.......























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