第29話 二つの存在(後編)
[1/17]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
古代、ギリシア神話には様々な説がある
例えば《ゼウス》
古代ギリシア人は世界の始まりについて、他の民族と同様、それは原初の時代より存在したものであるとの素朴な思考を持っていた。しかし、ゼウスを主神とするコスモス(秩序宇宙)の観念が成立するにつれ、おのずと哲学的な構想を持つ世界の始原神話が語られるようになった。それらは代表的に四種類のものが知られるという説
これが世界の始まりである
例えば《プロメーテウス》
人間の起源について古代ギリシア人は、神々が存在した往古より人間の祖先は存在していたとする考えを持っていたことが知られる。これはヘーシオドスの『仕事と日々』にもそのような表現が存在する。他方、『仕事と日々』は構成的には雑多な詩作品を蒐集したという趣があり、『神統記』や『女傑伝』が備えている整然とした、伝承の整理付けはなく、当時の庶民(農民)の抱いていた世界観や人間観が印象的な喩え話のなかで語られている。古代よりギリシア人は「人は土より生まれた」との考えを持っていた。超越的な神が人間の族を創造したのではなく、自然発生的に人間は往古より大地に生きていたとの考えがあった。しかしこの事実は、人間が生まれにおいて神々に劣るという意味ではなく、オリュンポスの神々も、それ以前の支配者であったティーターンも、元々はすべて「大地の子」である。人間はガイアを母とする、神々の兄弟でもあるのだ。異なるところは、神々は不死にして人間に比べ卓越した力を持つ。神々は貴族であり、人間は庶民だと言える
これが人間の起源であるとされている
それでは.....音楽や芸術とはどうなのだろうか....
ヘーシオドスの『神統記』によれば、大神ゼウスとムネーモシュネーの娘で9柱いるとされる。別伝ではハルモニアーの娘とする説や、ウーラノスとガイアの娘とする説もある。古くはその人数は定まっておらず、デルポイやシキュオーンではウーラノスの娘であるアオイデー、ムネーメー、メレテーの3柱、レスボス島では7柱とされていたが、ヘーシオドスによって9柱にまとめられた。ピーエリア王ピーエロスの娘・ピーエリスたち(ピーエリデス)とも同一視された。
ここで語ったところで理解することは難しいだろう....
簡単にまとめると
カリオペ 叙事詩
クレイオ 歴史
エウテルペ 抒情詩
メルポメネ 悲劇
テルプシコラ 合唱舞踊
エラト 恋の詩
ポリュヒュムニア
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ