第28話 二つの存在(中編)
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1人公園でしくしくと涙を流していた
その原因はもちろん覚えている
『やだよぅ.....ひっく....ひとりにしないでよぉ.....』
ことりちゃんが大くんに手編みのマフラーを渡していた現場を目撃してしまった。
普段ならなんとも思わないその光景だけど何故かその光景は穂乃果の胸を酷く苦しめるものだった
『なんでぇ.....なんでだいくんはそんなかおするのぉ.....うぇぇぇん!』
ことりちゃんからマフラーを貰った時のその表情は穂乃果も見たことのない優しげな、それでもって照れている表情だった
『だいくん.....ほのかをおいていかないで.....』
穂乃果の上に雪が積もっている....冷たさなんか感じなかった
それくらい.....辛かった
『だいくん.....』
『あ!みつけた〜』
え?
『ほのちゃん.....よくわかんないけど.....ないちゃだめだよ』
『ひっく....ひっく...』
『ほのちゃんのえがおはね.....たいようなんだよ!!たいようのようなえがおだから....みんなをえがおにできるんだよ!』
『ひっく....ほのかのえがおが....たいよう?』
『うん!だからわらって!』
『ひっく.......うん!』
悔しかった感情なんてどっか行く程.....嬉しかった
穂乃果の笑顔は.....太陽のような笑顔
「ううん、違うよ....それだけじゃないよ」
穂乃果のやりたいことは、
「穂乃果はね、穂乃果の笑顔で皆を笑顔にさせたかったからだよ!」
「......そうか......なら、どうして穂乃果は今ここにいる?」
先程までと違い、優しい目つきで穂乃果に問いかける
「穂乃果はここで足踏みしてちゃダメだろ?穂乃果の笑顔、それは《太陽の笑顔》だ。人を不幸な気持ちにさせたらダメなんだ。俺は.....穂乃果の笑顔に何度も救われたんだよ....気づいてたか?」
自覚していなかった。
何度も大くんを助けたの?
「廃校の件、俺は諦め半分だった。もしかすると8割諦めていたかもしれない。たかが異質の男子が転入してきたところで
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