第28話 二つの存在(中編)
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いなかった穂乃果に責任があるのかもしれない....だからと言って穂乃果を攻めたところで何が残る?」
「で....でも...だったらにこ達はこれからどうしたらいいの!?にこはみんなとまたステージに立ちたいの!!こんな.....こんな終わり方なんて....」
「.....凛」
「にゃ?」
俺は凛に向き直って
「今日はもう帰る...怪我しないように練習してくれ.....(少しにこの事落ち着かせてくれ)」
最後の一言を凛の耳元で告げ、俺は穂乃果の手を引っ張ってこの場を離れる
「ちょっと!大くんどうしたの!?」
訳がわからないといった表情をするも無視して引っ張る
「大地くん!」
凛に声をかけられたので立ち止まる
「.....大地くんは....戻ってきてくれないの?....明後日.....だよね?」
「........」
それができれば苦労しない、と思いつつも胸の中に止めておく
わかってる......そんなの...わかってるさ
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穂乃果side
何故か大くんが隣合わせで歩いている
今回ばかりは穂乃果は望んでいない
1人にして欲しかった.....
何も考えたくなかった.....
ちょっと無神経だなぁと、だけど、ありがとう、と感謝の気持ちを心の中で思いながらぼちぼち帰り道を歩く
彼の横顔をちらりと覗く
空をぼ〜っと眺め、時々微笑む姿はドキッとさせてくる
「そうだ穂乃果、俺と付き合ってくれるか?」
「....え?」
一瞬だけ別の意味を想像しちゃって顔を赤くさせてしまう
何考えちゃってるんだろ.....///
「まぁ...断られても連行するつもりだったからいいか」
穂乃果の返事も待たずに大くんは手を取って走り出す
「えええっ!?ちょっとどこ行くの〜〜っ!!」
途中、家の方向とは全く別の道を走り抜く
大くんは何を考えているのか、一切口を開かずただ一点を見ている
時は夕暮れ。公園で遊ぶ小学生も帰り支度を始め、中・高校生はゆっくり歩いて帰っている
スーパーで買い物を終えた人もいたり、近所のおばさんが集まって世間話をしたり....
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