第28話 二つの存在(中編)
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考えずにはいられない
もし....母さんと理事長が同期じゃなかったら
もし....音乃木坂学院に転入していなかったら
もし.....穂乃果達と出会わなかったら
もし.....俺がちゃんとサポート出来ていれば
こんな最悪な結末はどこかは変わったのかもしれなかった
「はは.....何やってるんだろうな俺は.....廃校阻止できましたおめでとう、貴方は用無しですさようなら......こんなの納得できるわけ無いだろうが....くそったれ」
惨めなこと思いを何処にぶつけたらいいかわからず、舌打ちをして我慢する
穂乃果とことり、海未は大丈夫なのだろうか.....
あの日以来3人が仲良く笑いあっている様子を見ていない
俺自身忙しかったため詳しくはどうだかわからないけど、
教室ではそんな様子は見受けられない
海未と穂乃果が喧嘩もどきをするのは日常茶飯事だが、
ここまで大きくなるのは驚いている
特に穂乃果とことりは絶対無いと思っていた
悪いのは穂乃果かもしれないけど、俺はそんなことは思っていない
誰も悪くないのだ
仕方の無い結果だった
だが
海未が穂乃果を叩いたあの瞬間俺は理解した
《俺にはわからない3人の絆がある》って事に
やはり俺の《彼女達を理解した》と言うのは上っ面なだけで何もわかっちゃいなかったのだ
「きゃっ!」
「うおっ!ごめんな...大丈夫か?」
考え事をしていた為、道を右へ曲がった途端誰かとぶつかる
「いえ....って大地!?」
「あ?......にこ?」
「大地くんだにゃ...ここで何してるにゃ?」
「それに....凛」
ぶつかったた時に制服が音乃木坂の制服だとわかったが
まさか知り合いだとは思わなかった
つか、にこと凛の組み合わせなんて珍しいな
「いや特にすることもないからぶらぶらしていただけだ」
「そ....なら大地、今から練習に付き合いなさい」
唐突の提案に戸惑い、頭をポリポリ掻きながら答える
「.....まぁ...構わない」
「絵里ちゃんがμ'sの活動休止するって言ったんだにゃ」
「え?そうなの?」
「そうよ、でもにこは続けたい。に
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