第27話 二つの存在(前編)
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俺はそう思った
だから、ここで立ち止まってる場合じゃないんだぞ.....
お前にとってもう1つ重大な問題が待ち構えているんだから.....
穂乃果から目を外し、彼女の様子を伺うことりに視線を移す
ことりはいつになったら穂乃果に話をするんだろうか....
気が気で仕方がなかった
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穂乃果side
その日の夜
「....ダメだね....穂乃果ったら....昔から何も変わってない」
夢中になり過ぎて周りが見えなくなるなんていつものことだった
それで海未ちゃんやことりちゃんに迷惑かけて
挙句の果てに大くんの一生を壊してしまった
手元にあるPC画面にはついさっき出場決定を決めたアイドルグループの20位までのランキング画面
トップにはもちろんA-RISE
19位のところには島根県代表《Rainbow ハピネス? 》というアイドルグループが表示されていた
数日後に開かれるラブライブにはμ'sも出場できたのかもしれない。
でもそれをできなくしたのは自分の責任
絵里ちゃんや海未ちゃんはみんなの責任とは言うけど....自分をコントロールできなかった穂乃果に一番の責任はある
だからこそ申し訳なく思い、みんなに合わせる顔が無かった
「うっ........うっ........」
悔しくて申し訳なくて涙が止まらない
変わりたいって思ったのに.....
周りが見えなくなるのが嫌で嫌で変わりたいって思ってたのに...
「うっ......ダメだね......ひくっ.....穂乃果、全然変われてないよ....ひっく」
6年前、あんな事件を起こしてもう絶対にしないって思ってたのに....またこんな........
コンコン
「おね〜ちゃ〜ん?ご飯〜........」
ドアの隙間から雪穂が目をのぞかせる
そして、空気を読んで一階へ降りていった
「ごめんね....みんな、ごめんね.....大く
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