第27話 二つの存在(前編)
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「穂乃果、落ち着いて話を聞いてくれ」
μ'sは.......
「なに?」
ラブライブ出場を.........
「辞退することにした」
その時の穂乃果の表情は驚愕そのものだった
だけど即座に言葉が理解できないのかみんなの顔を見てやっと、俺の言ったことが本当なんだと思ったようだ
「辞退って.......」
「ラブライブには出場しません」
「....どうして」
「昨日理事長に言われたの」
俺の代わりに絵里が説明し始める
「無理しすぎたんじゃないかって。こういう結果を招くためにアイドル活動をしていたのかって....」
絵里の隣で理事長の言葉を聞いた
だからこそ、その重みがわかる
「それでね、みんなで話し合って決めたの。エントリーするのを辞めるって」
穂乃果はただ一点を見つめてカタカタと震えるばかり
「もうランキングに......μ'sの名前は........無いわ」
19位
あと少しはこの順位を維持すればラブライブ出場を夢じゃなく現実に出来た
それが無くなった....夢が目の前で消えた
目指していたものが目の前で崩れ落ちた
穂乃果はこの時何を思ったのだろうか
「そん、な......」
「仕方の無い事だったんだよ.....」
「穂乃果のせいだね....穂乃果が調子に乗って.....」
「穂乃果ちゃん....」
穂乃果は肩を震わせるその姿はあまりにもちっぽけな存在に見えた
「誰が悪いなんて話をしていてもしょうがないでしょ、穂乃果」
重たい雰囲気が穂乃果の部屋を支配する
「えりちの言う通りやね」
終わったことをあーだこーだ言ったって時間が戻ってくるわけじゃない
今回の過ちを認めて次の糧にすればいい......
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