第84話
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意見に頷いたエリィとティオの言葉に続くようにゼノとレオニダスもそれぞれヨアヒムを嘲笑して呟き
「ごめん、ワイスマンの方が遥かにマシだったかも……」
「ああ………僕も同感だ。」
「まあ、どんな差があったとしてもどちらとも人としては最低の部類だけどね。」
疲れた表情でヨアヒムとある人物を比べたエステルの意見にヨシュアは頷き、ルフィナは呆れた表情で呟いた。
「そして今もなお………あんたはその下らない幻想をキーアに押し付けようとしている。あの陽だまりのように明るくて、無邪気で天真爛漫で……そして思いやりのある俺達の大切なあの子に……!」
そしてロイドが怒りの表情でヨアヒムを睨んで呟いたその時
「うおおおおおおおおおおおおおっ!!」
なんと全身から凄まじい闘気を発してヨアヒムの魔眼の効果を打ち砕き
「――――そんな馬鹿げた事をさせるものか!!」
大声で叫んだ!
「ば、馬鹿な………」
魔眼を破られた事にヨアヒムは信じられない表情をし
「あ……」
「身体が………動くぜ!」
「呪縛が………解けた………!?」
「そうか……彼の”魔眼”は所詮コピーしただけのもの…………動揺すれば保てない程度の不完全なものだったのか………!」
「なるほど……コピーはコピー。オリジナルには絶対劣ってしまうものね……!」
「ロイド君の気合いがブチ破ったってわけね………!」
「………見事だ。」
「ハハ、俺達も正直驚いたで。坊の気合いには。」
ロイドが魔眼による呪縛を気合いで破った事によって身体の自由が戻った仲間達はそれぞれ立ち上がって再び武器を構え
「クスクス………それとさっきは面白い事を体験させてくれてありがとう♪お蔭でレンはさらなる”力”を手に入れた…………わっ!!」
小悪魔な笑みを浮かべていたレンはなんと先程ヨアヒムが自分達の動きを封じたクラフト――――魔眼をヨアヒムに放った!
「ガッ!?ば、馬鹿な……………!?」
レンが放った魔眼によって動きを封じられたヨアヒムは信じられない表情をし
「ええっ!?」
「な、何でレンまで魔眼が使えるのよ〜!?」
それを見たエリィとエステルは驚いた。
「そうか………!……はは………君とユウナの能力は『あらゆる周囲の状況に対応できる天才』……ユウナが僕やレーヴェ達”執行者”達の能力を吸収して自分の力にしたように、君もヨアヒムの能力を吸収して自分の力にして先程使ったヨアヒムの能力――――”人の記憶を読んで、その記憶からその人の技を再現した”のか……!」
「ハアッ!?」
「あ、あんですって〜!?」
そしてレンが魔眼を扱えるようになった理由を察したヨシュア
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