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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(碧篇)
第2話
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いうわけか。……ええい、背に腹はかえられん!頼む、素直に投降するからこの狂人を取り押さえてくれ!」

一方ハルトマンは考え込んだ後、真剣な表情でロイド達を見つめて言い

「おやおや、狂人とは失礼ですな。」

ハルトマンの言葉を聞いたアーネストは口元に笑みを浮かべ

「言われるまでもない……」

ロイドは静かな表情で呟いた後一歩前に出て警察手帳を出し

「――――ハルトマン元議長、およびアーネスト・ライズ!自治州改正項目に基づき、拘置所脱走、および多数の余罪であなたたちの身柄を拘束する。大人しく投降してもらおう!」

アーネストを睨んで宣言した!



「クク、そう焦るものじゃない。今日、私はヨアヒム師の跡をついで”D”への扉を開く事になる……余興はそれからでも遅くなかろう!?」

ロイドの宣言を聞いたアーネストは妖しい笑みを浮かべた後叫び、そして武器を構えて一瞬で詠唱をした!

「来るぞ……!」

「!この気配は……!」

その時セリカは警告し、リタは真剣な表情で叫ぶとロイド達とアーネストの間に翼がある人形兵器が2体とクロスベル襲撃の時に現れた悪魔が2体の合計4体現れた!

「ひ、ひいいっ!?」

召喚された悪魔達を見たハルトマンは悲鳴を上げ

「こ、これって……!」

「悪魔と人形兵器の一種か!?」

「また性懲りもなく、こんな下らぬ真似を……!」

ノエルとダドリー、レシェンテは厳しい表情になり

「ジオフロントB2区画を凍り付かせた魔導人形……!気を付けてください!途轍もなく強力な相手です!」

召喚された人形兵器と戦った事のあるロイドは警告し

「クク、それでは諸君。我々は先に行かせてもらうよ。ヨアヒム師が遺した守護者の力、とくと味わってくれたまえ!」

アーネストは口元に笑みを浮かべて言った後ハルトマンを引きづりながら奥へと進み

「は、放せ…………放してくれえええええっ!」

アーネストに引きづられているハルトマンは悲鳴を上げながら奥に消えて行った。

「ああっ!?」

「クッ、逃がすか!」

それを見たノエルとダドリーは声を上げ

「どうやら尋常な相手では無さそうだな……全力で撃破するぞ!」

アリオスは号令をかけ

「はいっ!」

アリオスの号令にロイドは頷き、仲間達と共に戦闘を開始した!



「「………………」」

戦闘開始時、人形兵器の敵達は上空より氷の塊を数個降らせるクラフト―――ダウンバーストを放った!

「ぐっ!?」

「あうっ!?」

「チッ!?」

「くっ!?」

上空からの突然の攻撃にロイド、ノエル、ダドリー、アリオスはダメージを受けていたが

「フッ!」


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