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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十一話〜機動六課の休日(前編)
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だけど……」
「変なことなどはないぞ。周りから見られているのは君が美人だからだろう。」
「そ、そんなことないよ!」
「……もう少し自覚を持ってもいいと思うぞ。」
その後、服屋へ行き、なぜかスーツを購入した。なのは曰く、
『絶対似合う』
だそうだ。だからと言ってあまり使わないものを買うというのはな………
もちろん普通の服も買った。
「そろそろお昼だね。」
「弁当は用意してあるぞ。」
「ほんと!?」
でも、女としてのプライドが……とか呟いている。
「なのは、女性だから料理が出来なければならない、ということはないぞ。」
「でも、ホントなら私が作ってきたかったの……」
最後の方はよく聞き取れなかった。しかしごねているのはわかる。
「まあ、近場に公園もあることだ。そこで昼食にしよう。」
「うん。」
そんなこんなで和やかなひと時を過ごした。
side フェイト
「それじゃ、どこに行く?」
「そうだな、まずは………」
で、向かった先はデパート。ランスは当てもなくぶらぶらするのが好きだとか。
「何か買わないの?」
「これといったもんがねえからな。強いて言えば釣竿くらいだが……」
「釣具店なら近くにあるよ。行ってみようよ。」
「へぇ………、じゃ、そこに行くか。」
釣具店に行ったランスは店のおじさんと色々と話していた。
で………
「いいのはあった?」
「ああ。オッチャンが気前良くてな。値引きしてくれたぜ。彼女の分と合わせて二本で安くしとく、ってな。」
「彼女?誰が?」
「フェイトが。」
「誰の?」
「俺の?」
「…………ええ!?」
「ま、オッチャンにはそう見えたらしいな。」
「そそ、そうだったんだ!」
か、かか、彼女だなんて………
「お、クレープ屋が来てるな。食うか?」
「え、う、うん!」
「じゃ、買ってくるから少し待ってろよ。」
そう言って行ってしまった。
「ふう……」
少し動揺しすぎだなぁ……………
そんなことを考えていた時だった。
「よぅ!お姉さん、一人?」
「暇なら俺らと遊ばない?」
二人組の男に声をかけられた。ナンパだろうか。
「いえ、人を待っているので………」
「固いこと言わないでさぁ!」
「楽しいコトしようぜぇ?」
そういって手を掴んできた。
「離してください!」
「めんどくせえなぁ。さっさと連れて行っちまおうぜ。」
こんなことをしていても彼らは一般人。管理局員として手を出すわけにはいかないし……
そんなときだった。
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