What? Say I was or what?
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「え?何か言いました?」
僕は、この人に言われたことをなかったことにしようと、恍けました。
「いやいや、こっちのせりふだよね・・・って、どこ行くの?」
「僕は僕の家に帰るだけです。最低限、何処かで、人と関わらない様に人間観察をするぐらいです」
そう言った筈なのに、この人は着いてきます。
ストーカーと言いたくなるぐらいです。
「受ける受けないはいいから。話だけ聞いてよ」
「・・・すみません。急用が出来たので」
「じゃぁ、明日頼んでもいいのかな?」
もちろん、駄目に決まってます。
用事はありますが、急用ではありません。
ここで聞いてしまえば、めんどくさい事になります。
「静雄さんとセルティさん、今からここに来るそうです。メールが来ました」
「君には参ったよ・・・でも、君の為に言ったんだよ。俺が言った用件ってね。じゃ、殺されない様俺は立ち去らせて貰うよ」
「静雄さんと遭遇して、死んでください。では、さよーなら」
僕は、この人に気前よく、手を振った。
もちろん、今言ったことは嘘だ。
僕のみを守るために吐いた、防衛の嘘。
まぁ、こんなことをするのも、用事を頼んで来たこの人が悪い。
ようは、自分で自分の首をしためたのだ。
自業自得しか、言いようがない。
ま、そんな人に情をかけるほど、僕も馬鹿ではないってことだ。
こんな、性格ブスは誰に似たのだろうか?
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